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若者に広がる『ワンショット消費』とは!?

森本毅郎 スタンバイ!

最近、若い人の、ある「新しい消費行動」が調査結果からわかってきたので、その実態をいろいろ調べてきました!5月16日TBSラジオ「森本毅郎・スタンバイ!」(月~金、6:30~8:30)の「現場にアタック」で取材報告しました。

 

 

まず、その消費行動を調査した株式会社メルカリの志和あかねさんのお話です。

★若者に広がる消費行動「ワンショット消費」

メルカリ 志和あかねさんwithげんあたくん

株式会社メルカリ 志和 あかねさん
20~30代を中心に新品の洋服を買って、着て、写真を撮って、売る・・というワンショット消費の傾向が顕著に現れました。新品で購入したものを1回だけ着て、売るっていう行為も、年代別にみますと、最も多かった30代は71%、20代も70%と、若年層で広まっている印象です。

「ワンショット」の「ワン」には2つ意味があって・・・

  1. 1つは写真で1回撮影するから「ワンショット」
    なぜ写真を撮るかというと・・・メルカリなどのフリマアプリに売るため
  2. もう一つ「ワン」には意味があって、1回しか着ないの意味の「ワン」

つまり、1回だけ着て、1回写真とって、売るという消費行動が、フリマアプリ経験者の7割近くもあるという衝撃的な結果がわかったんです。

そこで、実際に街の若い人がそんなに「ワンショット消費」しているのか、ファッションの街=原宿で調べてみると、色々な実態が見えてきました。。

★出てくる出てくる「ワンショット消費」!

ワンショット消費のリズムは「買って」「撮って」「売って」

女性1
H&Mで買った3000円のレザースカート。試着せずに買って、着てみたら違うなって、出品中、フリマアプリのフリルで1000円くらいで出して様子見。普通にGUとかH&Mとか売れます。
女性2
お店で買って、1、2回着て、メルカリで売る。気軽に買って、きれいに着たら、どこかで売れるかなと思って丁寧には着ます。食べ物とか飛ばさないように食べて、売るかもしれないと思って着てる。
女性3
バーゲンとかで「何着買うと安いですよ」に流されて買ったけど着ないとか、ノベルティ欲しさで買ったとか。1万円以上買うと、何か差し上げます みたいなノベルティがあると、無理して、要らない服も買って売る。今、結構ノベルティ良くて、ミニリュックついてきたりとか、それ欲しいから、要らない服も買って・・・あわせちゃえみたいな・・・嬉しい。

 

最近、メルカリとか、フリル=今はラクマという楽天のフリマアプリですが、こうしたフリマアプリで簡単に売れるから、試着もしないで気軽に買う。そして、1回しか着ない「ワンショット消費」の理由はこれだったんです!

 

★ワンショット消費が増えてきた理由は「ネット通販」

女性1
ネットで買っちゃって、着てみたら全然で売るとかはあります。ネットの方が失敗することはあります。
女性2
色合いが気に食わなかったり、写真と実物が違ったときとかあるんですよ。ネットとかで買っちゃって、着れないし、実物見れないんで・・・

 

みなさん気軽にネットでポチポチ買ってしまうから、 かなりの人がサイズが合わないとか、イメージが違うという経験者。だから、とりあえず1回だけ着て、売る=ワンショット消費急増なんです。

そんな中、もう少しこのワンショット消費のプロたちに取材すると、洋服の買い方にも、こんなコツがあることがわかりました。

★ワンショット消費を見越したテクニック「タグ保管」!

男性
人気そうな商品買って、とりあえずタグを保管して、人気の時に売る。そういうのがあるので、レシートもあれば、信ぴょう性あるかなって、どこで買ったというのがあれば・・・
女性
着る前に、もし着なかったら困るんで、買ってすぐにはタグを切んないで、着る直前に切るんですよ。自分が着ないなって思ったら、売るためにはタグをつけたまんまクローゼットにしまってます。そのときにタグとかないと新品かわかんないんで、保管を。

 

ワンショット消費のコツは「タグ保管」なんです!ブランド物などはとくに、ニセモノもあるので、信ぴょう性を高めるため。さらには、できる限り新品に近くするため、着る直前までタグを切らない方法。

というふうに・・・「ワンショット消費」がかなり街に定着している様子ですが、この消費行動を、ファッション業界も見逃してはいなかった!

★アパレル業界も見逃さない「ワンショットビジネス」!

どういうことなのか? 女性アパレルブランド「feast(フィースト)」などを手掛ける、ハヤカワ五味さんのお話です。

ハヤカワ五味さん

ハヤカワ五味さん
弊社の場合だと、結構、そもそも売る前提で買われる方も多いので、うちの商品だってわかりやすいビジュアルだったりとか、しっかりタグをつけるとか、二次流通した際にでも、品質が落ちなかったりとか、しっかりうちのブランドだって認知できるような点は気を付けます。商品タグの部分でもブランドの認知しやすいところもあるし、全体の素材感でもシワになりづらいとか、ホツレづらいとか、写真をアップしたときにでも立派に見えるようにとか。タグの部分については、なるべく「可読性」が高いようにしっかりブランドだって読めるように少し大きめにしています。結構白黒をベースにして読みやすくしています。名刺弱くらいの大きさですね。

 

タグを大きくしたブランド「DOUBLE CHACA(ダブルチャカ)」

結局、転売しやすい商品なら、それを見越してみんな買いにくる。結果、売れ行きが伸びるそうなんです。そのために、素人が写真でアップしてもブランド名がわかりやすいように、そして品質が悪く見えない工夫をしているということがわかりました。

気軽にみんながネットを使って、物を買ったり売ったりする時代だからこそアパレル業界側もそれにあわせて作り方を変えてきてる・・・それが勝ち残るための作戦なんですね!