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山本耕史さんを10等分して切り分けても、切り身が全部生きていける

ACTION

5月15日(水)のゲストは、以前、DJ松永が舞台を観に行って、とにかくすごすぎて自尊心が削られた!という相手、俳優の山本耕史さん。

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実際にお話して、この日の松永の最終的な感想が「山本さんを10等分して切り分けても、1等分ずつの切り身が全部芸能界で生きていける」という、よくわからないけどすごさが伝わる表現に行きつきました。さぁ、どんなトークが繰り広げられたのか?

松永:『ざ・びぎにんぐ・おぶ・らぶ』という舞台を観て、山本さんが主演をやられてたんですが、もう本当すごくて。
山本:ありがたいですね。

松永:単純に演技がすごい、ビジュアルもめちゃくちゃかっこいい。あと、めちゃくちゃ歌が上手いですよね。
山本:結構昔からミュージカルや、自分で音楽活動やってたりするので。

松永:歌の上手さが、アーティスト的な上手さなんですよね。個性があって、華があって、魅力的な声で、ミュージシャンとして成立するタイプの歌声だということにむちゃくちゃ衝撃を受けちゃって。

山本:ありがとうございます。

松永:すごい肉体美で。舞台の中で、1階から2階、家のセットで。鯉のぼりをして上がって行って。本当にアニメみたいなことをしていて。身体能力的なことって、才能じゃないじゃないですか。努力じゃないですか。生まれたときからムキムキなわけないから。ギターの上手さも、普通に弾くんじゃなくて、速弾きしたんですよ!演技で喰らって、身体能力や肉体美で喰らって、歌の上手さで喰らって、最後にギター持って速弾きし始めて(笑)「ヒェ~!」って言いました(笑)

山本:僕はずっとエレキやってたので。

松永:全部を高次元で出来るんですよ。その恐ろしさ分かりますか?全部がハイクオリティ。これは、もう努力される才能がとんでもなくおありなんだろうなと。
山本:どうしてたかな?と考えると、努力をしていると思ってないんですよね。好きでやってるので。
幸坂:かっこいい~!

松永:でも本当にすごい人って、好きが勝ってて、努力している自覚がないんですよ。本当に熱中できるというのが何よりの才能で、努力に繋がる。それが色んなところに向いてるんですね。

■イヤモニ?していません

松永:歌でビックリしたのが、イヤモニ(イヤーモニター)ってしてました?
山本:いや、してないですね。
松永:モニター、取りづらくないですか?あの環境。
山本:あっ、よくご存じで。

松永:説明すると、舞台で歌うのって、バックトラックを聴きながら歌うわけじゃないですか。大きいステージになると、音が反響して、音像がぼやけるんです。曲が遅れて聞こえたり、キーが取りづらかったり、リズムやテンポが合わなかったり。広いステージになればなるほど皆、イヤモニを付けるんです。要は、音が反響しないように、イヤホンで直接音を聞いて、それでキーとかブレないようにするんですね。

松永:イヤモニを付けない人は、“転がし”っていうモニタースピーカーを目の前に置いて直で聞きながら歌う。イヤモニを付けないとあんまり動けないんです。音が取りづらいから。で、アクトシアターの環境で、「あれ?モニタースピーカー少なくない?」と思ったんですよね。上に吊るしてるやつがあって、下ってあんまりなかったですよね?

山本:下は1個、2個でしたね。

松永:ですよね。で、めちゃめちゃ動いて歌うから、もちろんモニタースピーカーの前で歌うことはほぼないんですよ。で、「イヤモニ付けてないと難しくない?」と思ったんです。

山本:これ実は、すごいところを言ってくれてて。クリアしていることって、見ているお客さんには分からないわけじゃないですか。

山本:例えば、ミュージシャンの方が舞台に上がると、「モニターが聞えない」ということでモニターをいじる時間があるんです。音楽の世界はセンシティブな繊細な世界というのも分かるんだけど、僕は「ドカンと行っちゃおうよ」というタイプ。

あと、出来る人ほど注文しない。出来ない人ほど注文するんですよ。ああしろこうしろって。僕はそれが嫌だから、ちょっと出来ないっぽくても「大丈夫」って言っといて、あとで自分で空間の空気の動きとか、反響の跳ね返りとか逆算して、ここで歌おうと決める。それでもあれなら、ちょっと音を固くする。僕はミドルやローを上げるとちょっとぼやっとしちゃうから、ハイをちょっと上げて少しシュッとした音にすると、パーンと跳ね返ったりするから、その程度は言いますけど。

山本:舞台を観て頂いて“喰らってくれた”というのは、僕が観てたら「うわぁ~」って思うことを自分でやってるだけなんですよ。こんなことが出来たら自分はびっくりするなということを自分で出来るように努力するということですね。

松永:すげぇ!映画やテレビを見ての歌の上手さや身体能力の高さで感動するというのは、「見せ方が色んなやり方があって成立している」という点が自分の自尊心が折れない最後の防波堤のところなんですが(笑)、舞台で生で現実に起こってるってなっちゃうと目を逸らせないですよ。技術があった上で熱が乗っかって、小手先じゃない魅力的なものがあったので、心が動いたんですよね。

山本:嬉しいですね。褒めて貰いに来たみたいで。

松永:いやでも、喰らっちゃったんだよなぁ。これ、吐き出さないといけないと思って。自分の気持ちに留めておけないと思って、すぐ友達にLINEして。

山本:いろんな番組で医療の先生から話を聞いたんだけど、自分から弱点というか、「耐えられないかもしれない」みたいなこと言える人の方が実は耐えられる人なんですって。本当は喰らったのに、「喰らってないですよ」というフリをしている人の方が実は弱い。だから強い方なんだと思いますよ。

松永:本当ですか?山本さんに言われると、急に嬉しくなりますね(笑)

山本:いやでも、本当にそうだと思いましたよ。
松永:嬉しい。本当に努力するべきだなと身を持って思いました。好きで、熱中すれば返ってくるんだと。

何を当てても、心を打つ答えが返ってくる。感動すら覚える山本耕史さんのトーク、是非聞いてみて下さい。

弱点が見えない!山本耕史さんとのトークhttp://radiko.jp/share/?sid=TBS&t=20190515163009

radikoで放送をお聴きいただけます(放送後1週間まで/首都圏エリア無料)