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「祝・新作リリース! 初夏にハマるヴァンパイア・ウィークエンド名曲選」(高橋芳朗の洋楽コラム)

ジェーン・スー 生活は踊る

音楽ジャーナリスト高橋芳朗さんによる洋楽コラム

「祝・新作リリース! 初夏にハマるヴァンパイア・ウィークエンド名曲選」

 

ここにコメントを入力してくださいhttp://radiko.jp/share/?sid=TBS&t=20190517123651

radikoで放送をお聴きいただけます(放送後1週間まで/首都圏エリア無料)

【高橋芳朗】
本日はこんなテーマでお送りいたします。「祝・新作リリース! 初夏にハマるヴァンパイア・ウィークエンド名曲選」。5月3日に6年ぶり通算4枚目のアルバム『Father of the Bride』をリリースしたニューヨークはブルックリンに拠点を置くインディーロックバンド、ヴァンパイア・ウィークエンドの特集です。

【ジェーン・スー】
はい。

【高橋芳朗】
その新作『Father of the Bride』、今週発表の全米チャートで初登場1位。さっそく大ヒットを記録しています。スーさんはヴァンパイア・ウィークエンドって聴いたりします?

【ジェーン・スー】
私、ヴァンパイア・ウィークエンドってすごい売れてるって知らなかったんですよ。

【高橋芳朗】
めっちゃ売れてます!

【ジェーン・スー】
そう、びっくりして。しばらくリリースがなかったからそう思っていたのかも。

【高橋芳朗】
そうね。今回のアルバムは6年ぶりだから。

【ジェーン・スー】
なんか私の記憶のなかでは突然出てきて突然売れた人みたいになっていて。

【高橋芳朗】
2008年のデビュー当時からずーっと売れてますよ。

【ジェーン・スー】
ねえ。うっかりしてた。6年の間に私の記憶が変わっちゃっていたんだ。

【高橋芳朗】
この6年のあいだ、バンドの中心メンバーのエズラ・クーニグはあなたの好きなビヨンセの傑作アルバム『Lemonade』に楽曲提供したりもしていて。

【ジェーン・スー】
ああ、そうなんですね。

【高橋芳朗】
さっきも言った通りヴァンパイア・ウィークエンドは2008年にデビューしているんですけど、この10年のロックシーンでも最重要バンドのひとつと言っていいと思います。ざっくりわかりやすく言うと、アフリカ音楽をはじめとするワールドミュージックのエッセンスを取り入れて、いわゆるロックらしいロックからは距離を置いた音楽性で当時のシーンに新しい潮流を築いたバンドですね。40〜50代の洋楽リスナーであれば、80年代半ばぐらいのトーキング・ヘッズやポール・サイモンをイメージしていただけますと。音楽的にはあのあたりの系譜を継ぐバンドと考えてもらっていいと思います。

そんなヴァンパイア・ウィークエンドの音楽、トロピカル要素のある気持ちいい曲が多いんですよ。というわけで、今回はまさに今日のような初夏の気候にハマるヴァンパイア・ウィークエンドの名作を4曲紹介したいと思います。まずは2008年のデビューアルバム『Vampire Weekend』から「A-Punk」をどうぞ。

M1 A-Punk / Vampire Weekend

吸血鬼大集合!

【高橋芳朗】
トーキング・ヘッズ感、あるでしょ?

【ジェーン・スー】
すごい! トーキング・ヘッズ感、言われたらわかりますわ。

【高橋芳朗】
続いては、ヴァンパイア・ウィークエンドが2010年にリリースしたセカンドアルバム『Contra』から「White Sky」を。これはいま聴いてもらったアップテンポの「A-Punk」に比べるとぐっとゆるくてまったりした曲。さっきも軽く触れたけど、ポール・サイモンがアフロポップを取り入れた『Graceland』からいかに彼らが影響を受けているのか、この曲を聴けばよくわかると思います。

M2 White Sky / Vampire Weekend

Contra [輸入盤CD] (XLCD429)

【高橋芳朗】
ここからはニューアルバム『Father of the Bride』から2曲紹介します。新しいアルバムはこれまでの活動を集大成しつつ新しい試みにも挑戦した最高傑作といえる内容で、音楽的にはかなりバラエティーに富んでいます。これから聴いてもらう「This Life」はフォークロック寄りのサウンド。ヴァン・モリソンの「Brown Eyed Girl」にそっくりな曲ですね。抜けのいいギターの気持ち良さは相変わらずです。

M3 This Life / Vampire Weekend

ファーザー・オブ・ザ・ブライド(特典なし)

【高橋芳朗】
これも気持ちいいでしょ?

【ジェーン・スー】
うん。もう働きたくないでござる。

【高橋芳朗】
じゃあ次の曲でとどめを刺そう。新作からもう1曲、次は「Flower Moon」を。この曲は今回のニューアルバムでも比較的いままでの作風に近いトロピカル要素の強い曲で、ビーチ・ボーイズをアフリカンポップス流に解釈した感じというか。

【ジェーン・スー】
フフフフフ、よくわからない!

【高橋芳朗】
だよね(笑)。でも聴いてもらえばなんとなく理解してもらえるんじゃないかと。で、やっぱりこの曲もギターがめちゃくちゃ気持ちいいんですよ。新緑の香りを運んでくれるような抜けのいいギターサウンドを堪能してください。

M4 Flower Moon feat. Steve Lacy / Vampire Weekend

ファーザー・オブ・ザ・ブライド(特典なし)

【高橋芳朗】
堀井さんはもう仕事をほっぽらかして、この曲を聴きながら本を読みたいと話していました。

【堀井美香】
芳朗さん、私は洋楽そんなにわからないんだけどいい時間ですよ。毎週のこの時間、コーヒーを飲みながらね。もう最高です。

【高橋芳朗】
ありがとうございます。もう最高の褒め言葉です。

【ジェーン・スー】
働きたくないでござる!

【堀井美香】
そうね。みんな言ってた(笑)。

【高橋芳朗】
スーさんは曲を聴きながら敷いたばかりのシーツの上で寝転がりたいと。

【ジェーン・スー】
そう、ゴロゴロしたい。ちなみに人が敷いてくれたシーツです。自分ではやらない。

【高橋芳朗】
フフフフフ、本当になにもしないんだな。

【堀井美香】
いやー、いい時間。

【ジェーン・スー】
風がフワーッと前から吹いてきてさ。

【堀井美香】
ああ、いいね! ちょっと緑の匂いでね。

【高橋芳朗】
さっきも言いましたけどヴァンパイア・ウィークエンドのニューアルバム『Father of the Bride』、本当に最高傑作といえる素晴らしい仕上がりになっています。非常にバラエティーに富んでいて、細野晴臣さんの曲をサンプリングした曲があったり、フラメンコ調の曲だとかヒップホップ風の曲だとか、めちゃくちゃ楽しいアルバムなんでぜひみなさんチェックしてみてください!

―― ◇ ―― ◇ ―― ◇ ―― ◇ ―― ◇ ―― ◇ ――
当ラジオ番組では「日々の生活に音楽を」をコンセプトに、音楽ジャーナリスト・高橋芳朗さんによる洋楽選曲を毎日オンエア。最新1週間のリストは以下です。

5/13(月)

(11:05) Feel Like Making Love / George Benson
(11:22) Lost in Love with You / Leon Ware
(11:33) Classy Lady / Leroy Hutson
(12:13) Tell Me / Lionel Richie
(12:22) Magic / Carl Anderson
(12:53) Cloudyな午後 / 中原めいこ

5/14(火)

(11:04) It’s Great to Be Here / Jackson 5
(11:25) Sugar Sugar / Willie Henderson & The Soul Explostions
(11:36) Money Honey / Esther Marrow
(12:13) Don’t You Care / Alice Clark
(12:23) On the Stage / Linda Lewis
(12:50) Big Things Come in Small Packages / Foster Sylvers

5/15(水)

(11:05) How Do You Do It?〜恋のテクニック〜 / Gerry & The Pacemakers
(11:24) I’m in Love / The Fourmost
(11:35) Here I Go Again / The Hollies
(12:14) Things I’d Like to Say / Freddie & The Dreamers

5/16(木)

(11:05) Lucky Lips / Ruth Brown
(11:22) Oh Marie / Louis Prima
(11:36) My Pigeon’s Gone / The Five Keys
(12:12) Destination Love / Wynonie Harris
(12:24) I’m Gonna Lock You in My Heart / Roy Hamilton
(12:49) LaVern Baker – Jim Dandy (1957)