お使いのOS・ブラウザでは、本サイトを適切に閲覧できない可能性があります。最新のブラウザをご利用ください。

放送中

放送中


  • コラム
  • 音声あり

声優の江口拓也さん、ゲームのボイス収録の苦労を語る

ライムスター宇多丸とマイゲーム・マイライフ

■途中で「自分、何喋ってるんだっけ……?」となる

「マイゲーム・マイライフ」のゲストは、前回に引き続き声優の江口拓也さんでした。この番組のひとつの楽しみなポイントとして、時折その人の職業ならではのゲームの捉え方についての話が出てくるのが面白いと思っているのですが、今回もそういった話になっていました。最新のスパイダーマンのゲームが好きだという江口さん。大量のボイスが入っていることについて、声優さんならではの感想を述べていました。


宇多丸「あの膨大な分量のセリフ、全部きっちり入っているから、声優さんとしてそういう面でもすげーなというのがあるのかなと」


江口「いや、もう、作ってるほうからしたらどれだけ大変だったんだ、っていうのはありますよね」

宇多丸「ゲームに声あてるときって、通常の例えばアニメの、(一話あたりの)時間が決まった作品と比べたら、何倍も時間取らなきゃいけないわけですよね?」


江口「いやー、そうですね。それこそ、何日間かにわけてずーっと、例えば……、声優の時間の区切り方って5時間ずつっていうのがあって」

宇多丸「へえー。それは喉の負担とか?」

江口「喉の負担もありますし、そうやって区切ることによって午前午後という仕事を組みやすくしているのかもしれないですけど、あんまり細切れ細切れで入れてしまうと、一日に処理できるものも決まっているというのもあるのかもしれません。10時~15時と、16時~21時というのがだいたいの切り方なんですけど。その中で5時間みっちり、一つのブースで5時間ずーっと喋り続けるので、途中でちょっと、なんか、うわああああって(笑)」

宇多丸「そうですよねえ。しかも、(ゲームの場合)やり取りがあるわけでもなく、文脈もなくこうセリフを言わなきゃいけないみたいな」


江口「途中で、自分何喋ってるんだっけ、みたいな、ちょっとわからなくなるときがあるんですよね。それを5日間くらいやっていると……」

宇多丸「ああ、かなり精神的には……」

江口「そうなんですよね。自分との戦いみたいなところがあるので。撮ってるほうもねえ、ずっと聞き続けてチェックしなきゃいけないというのがありますから」


宇多丸「まあ確かに、確かに」

江口「それを考えるともう、お疲れ様です、という」

確かにゲームって、アニメと違ってその場で決まった掛け合いのお芝居をするわけではないため、キャラクターごとに決められたセリフをこまごまと収録していくんですよね。それこそ、アクション系のゲームだったら「ぐふっ」「はぁぁぁああっ!」「とぅっ!」といったバリエーションの言葉を、ブースにこもってひたすら録っていくわけで……。私、基本的にいつもボイスをオフにしてゲームをする派なのですが、もう少しありがたみを感じつつ、たまにはボイス入りでプレイしようかな……、という気持ちになったのでした。

ライムスター宇多丸とマイゲーム・マイライフ

■今回のピックアップ・フレーズ

(とにかく買ったままで大量に棚に積んだままの“積みゲー”が多い江口さん)

江口「(作品が)盛り上がっていただきたいというのがあるので、とりあえず出たら新品で買う! で、その世界に貢献する」

宇多丸「ゲームに対するリスペクトがありますよ! やる気もありますよ! お金もお布施してますっていう」

江口「そうです、そうです!」

文/朝井麻由美(ライター、コラムニスト)

↓↓ 完全版トークはこちらから ↓↓

ピックアップ