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フリマは個人だけじゃない!企業間のフリマが今アツい!

森本毅郎 スタンバイ!

いまネット上のフリーマーケットのサービスと言えばメルカリやヤフオクが有名です。これらは個人で不用品を売買できるものですね。ところが、今このフリマサービスが企業間でも広がってきているということなのです。そこで・・・。

「森本毅郎・スタンバイ!」(TBSラジオ、月~金、6:30-8:30)7時35分からは素朴な疑問、気になる現場にせまる「現場にアタック」!!5月15日(水)は、レポーターの近堂かおりが『フリマは個人だけじゃない!企業間のフリマが今アツい!』というテーマで取材をしてきました。

 

 

★中古トラック版のメルカリ!!

どんなフリマサービスがあるのでしょうか。まずは株式会社アズープの代表取締役社長・朴貴頌さんのお話です。

朴貴頌さん
「トラッカーズというサービス名になりまして、中古のトラックのフリマサービスです。トラックって運送会社さんだったり建設会社さんだったり利用しているところが多いんですが、その利用者同士で直接取引できるサービスです。中古トラック版のメルカリだと思ってもらえればわかりやすいと思います。ヤフオクとかメルカリにも中古のトラックは出品されているんですけど、なかなか成約単価が高いものですから、買い手がネットで買わないという事態がありまして、それを解決したのが我々のサービスです。トラッカーズが始まったのは2018年の1月からなんですけど、のべ500社くらいにご利用頂いています。」

【トラッカーズ】は、トラックやフォークリフトなどの車両を保有する運送会社や、中古の商用車両を売買する業者向けのフリマ。中古トラック版のメルカリです。

中古トラックの売買ってそんなに多いの?と思ったのですが、通常、運送業者は保有している車両のおよそ10%を毎年入れ替えるそうで、大手物流業者だと年間3000台も!!(壊れるまで乗ると安くしか売れないため。)

実物を確認せずに購入というのは高い金額なので不安ですが、トラッカーズの場合は出品されるトラックは全て実際に品質を確認、購入後の保証もついている。また、従来の取引に必要だった中間業者がないので、売買価格も良くなる、というメリットも。これは便利そうです!

★効率化で運送業界を変えていきたい!

では、なぜこういったサービスがこの業界に必要だと考えたのか、アズープの朴社長のお話です。

朴貴頌さん
「この業界で結構衝撃だったのが、中古のトラックをご提案させて頂く時に、写真をファックスで送ってくれとご依頼いただくことが多くてですね、それがカルチャーショックだったというか、ファックスでのやりとりが当たり前ですね。もう白黒で見えないという感じなんですけど。これからテクノロジーの力を活用して変えていけるかなと思っています。今社長達が息子の代に引き継がれていまして、大体40代前半とか30代後半の社長が多くてですね、今後20年とか30年とか経営をやっていく中で、今のやり方を変えていかなきゃいけないというのが運送業界ですね。タイミング的にはいいかなと思ってます。」

今までだと商用車両を売却する際には、相見積もりを取るために、いくつもの業者に電話やファックスなどで問い合わせを繰り返すのが普通だった。でもただでさえ人手不足の叫ばれるこの業界、なんとか効率化しないといけない。そこで社長の代替わりのタイミングも狙ってITの力で解決を目指すことに。

★オフィス用品のフリマ!

一方、別の業界でもこういった動きは出ているようです。トライシクル株式会社CEOの福田隆さんのお話です。

福田隆さん
「ReSACO(リサコ)は企業向けのフリマとかヤフオクみたいな中古品の売買アプリです。例えば多いのが中古のオフィス家具や機械、工具とかですね。大きいものから小さいものまで企業から出てくるBtoBのものであればなんでも売買できます。ただ、中古品の売買をするだけでなくて、昨今言われているサーキュラーエコノミーという新しい循環型モデルの概念を実現するためのアプリになっています。シェアリングだとか、あるいはリユース、直してもう一度使うリペアだとか、部品をとってもう一度使いましょうとか、アップサイクルという違うものに作り直しましょうとか、いろんなサイクルを組み合わせて再生し続ける循環サイクルなんですね。」

【ReSACO】も企業間のフリマですが、オフィス用品が主な商品になります。

オフィスの移転やレイアウトの変更、店舗の移転や閉鎖などがありますが、そんなとき、企業にとって悩みとなるのが、不用になった物品や設備の取り扱い。不用品買取業者に依頼するにしても、どの業者が安心なのかわからない。廃棄する際も煩雑な手続きが必要になってきます。

そこでこの【ReSACO】。出品方法は簡単。会員登録→アプリ上で写真を撮るとAIが査定をしてくれて、大体の値段を考えてくれます。売れなければ廃棄まで請け負ってくれる。これは安心!

キーワードはサーキュラーエコノミー。これまで大量廃棄されていた様々な資源をビジネスと結びつけ、社会課題を解決しつつ、地球環境にも経済にも持続可能性をもたせるもの。世界的に見ても、BtoBに特化したマッチングサービスは珍しいそうです。

★愛車とも眠れますよ!

最後にBtoBのリユース市場についてトライシクルの福田さんに伺いました。

福田隆さん
「実はですね、BtoBのリユースっていうのは市場統計などの数字すらなくて、環境省さんが昔作った資料の中でBtoBリユースは2000億円から3000億円くらいの市場じゃないかと書かれています。これがCtoCの市場はすごく大きくなっていて、今2兆円に迫る勢いで大きくなっているんです。なので、企業間と民間のリユースの市場にはすごく大きな差ができてしまっています。今民間の方でメルカリさんとかヤフオクさんとか出てきてますので、いずれ遅からぬうちにBtoBもそういう風になっていくと思います。」

リユース市場って個人間に比べると全然なんです。特に企業が保有する資産については、ほんの1~2%しか再利用されていないそう。眠っている、もしくは廃棄されてしまっている資産は、企業の中にたくさんあるでしょうから、このような企業間のフリマサービスは、今後大きく成長していく、というのも頷けますね!

「現場にアタック」近堂かおり

近堂かおりが「現場にアタック」で取材リポートしました。