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いのちをつなぐ 若年世代の自殺対策▼人権TODAY(2019年6月1日放送分)

人権TODAY

毎週土曜日「蓮見孝之 まとめて!土曜日」内で放送している「人権トゥデイ」。様々な人権をめぐるホットな話題をお伝えしています。

今回のテーマは…『いのちをつなぐ 若年世代の自殺対策』

若者の自殺を減らすため、相談相手を育成する

今、日本では10代から30代の若者の死因1位が自殺となっています。そんな中5/25(土)に人権問題都民講座『いのちをつなぐ 若年世代の自殺対策』が東京都人権プラザで行われました。講師は特定非営利活動法人Light Ring.若者支援相談員の小幡大仁さんです。

特定非営利活動法人Light Ring.若者支援相談員・小幡大仁さん
20代の自殺者のうち、9割以上が何らかの精神疾患。うつ病とかに代表されるんですけれども、そういった問題を抱えていたというデータがあります。我々Light Ring.の着目点としては、専門機関にはまだちょっと行きづらいとか、ちょっと怖いなという思いがあっても、悩んでいる人の周りには家族、友人、恋人だったり周りに支えてくれる人がいるんじゃないのかという風に着目をしました。で、私たちは、悩んでいる若者本人ではなくて、その相談相手を育てるという活動をしています。

実は小幡さんご自身が29歳の時、幼稚園からの幼馴染がうつ病になり、自ら命を絶ってしまいました。定期的に会っていたのに変化に気づいてあげられなかった、と後悔。そこで、小幡さんはLight Ring.の活動に参加し、身近な人の自殺を防ぐための知識を伝える活動を行っています。例えば「不調のサイン」に気付くこと。元々活発な人がひきこもりがちになったり、普段はきっちり化粧をしている方が突然すっぴんで出かけるようになったら「何かあったのかな」と声をかけてみてほしいということです。

今回の講座には会場いっぱいのおよそ80人が参加し関心の高さが伺えました。得に、悩んでいる友人・知人から話を聞くコツについてはみなさん学ぶところが多かったようです。

20代です。周りとかで悩んでる人も多くて、けっこう相談されることも多いんですけど、そういった時に「自分って本当にその人のために、力になれてるのかな」っていうのはすごく悩むことが多くて。やっぱり人の話を聞くというのは難しいなと思ったんですけど、まず受け止めることが大事なんだなということは改めて気づかされました。

職場で人権の問題を扱ってるんですけど、傾聴っていうんですかね。電話対応とかで県民の方からお話聞くことあるんですけども、アドバイスとかしたほうがいいのかなと思ってたんですけども、その辺って無理にそこまで必要としないということも分かったので実践してみようかなと思ってます。

小幡さんが紹介していた話の聞き方のコツとしては
・周りに人がいる時でははなく2人きりになった時に声をかける。
・まずは自分の悩みを打ち明けると、相手も悩みを話しやすくなる
・そして少し踏み込んで話を聞けそうだったら、思い切って「悩んでるの?」と聞く
・ちゃんと向き合って、最後まで受け止める、
それだけでも相手の心は軽くなると言っていました。
ただ、話を聞くだけでは解決しない深刻なケースもあるので、その場合は医療機関や各自治体の相談窓口につなげていくことが必要です。

メンタルヘルスの問題は決して恥ずかしいことではない

小幡さんは今回の講座以外にも、全国各地、また学校などで若者の自殺対策を教えています。そんな小幡さんに改めて、講演を通じて伝えていきたいことを伺いました。

特定非営利活動法人Light Ring.若者支援相談員の小幡大仁さん
誰もがまず当事者になりうるんだということを知って頂いて、その中でやっぱり手の差し伸べ方とか、逆にSOSの出し方というのを知ってもらって、互いに支えあって、事前に予防していくということが広まっていけばと思ってます。やっぱり若ければ若いほどなかなか、偏見というか悩んでること自体がすごく恥ずかしいこととか、関わるのがすごくメンタルヘルスが弱い人だみたいな、偏見みたいなのがある部分はあるので、やっぱりそういうことじゃなくて、誰しもそういうことがあって、という所を伝えていくというところですかね。

小幡さんによりますと、メンタルヘルスの問題は決して珍しいものではなく、およそ4人に1人が生涯のうちに精神保健サービスを必要とするというデータもあるそうです。なので小幡さんは、特に若い子達に対し、「悩みを打ち明けることは恥ずかしいことではない」と伝えたいそうです。

(担当:中村友美)

6/12(水)開催「就職差別解消シンポジウム」のお知らせ

東京都では6月を「就職差別解消促進月間」とし、就職差別をなくし就職の機会均等を確保するため、東京労働局やハローワーク等と連携して啓発活動を実施しています。

その一環として、就職差別など企業内における人権問題をテーマに、6/12(水)の午後1時から文京シビックセンター大ホールで「就職差別解消シンポジウム」を開催します。

この事業「特別賛同団体」の代表者・就職差別撤廃東京実行委員会委員長の炭谷茂さんによる基調講演「就職差別の完全な撤廃を求めて~就職差別撤廃東京実行委員会の活動~」と、東京都人権啓発センター人権研修講師の竹内良さんによる記念講演「公正採用選考と会社を元気にする人権」などを予定しています。

入場は無料。当日先着順で受け付けます。
詳しくは、産業労働局 雇用就業部
電話03-5320-4649(繰り返し)までお問い合わせください。
なお、問い合わせは平日の午前9時から受け付けています。

詳細はこちらから
http://www.metro.tokyo.jp/tosei/hodohappyo/press/2019/02/28/01.html