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「ファンキーでグルービー! 初夏に聴きたいジ・インターネット傑作選」(高橋芳朗の洋楽コラム)

ジェーン・スー 生活は踊る

音楽ジャーナリスト高橋芳朗さんによる洋楽コラム

「ファンキーでグルービー! 初夏に聴きたいジ・インターネット傑作選」

ファンキーでグルービー! 初夏に聴きたいジ・インターネット傑作選http://radiko.jp/share/?sid=TBS&t=20190531123505

radikoで放送をお聴きいただけます(放送後1週間まで/首都圏エリア無料)

【高橋芳朗】
本日はこんなテーマでお送りいたします。「ファンキーでグルービー! 初夏に聴きたいジ・インターネット傑作選」。ジ・インターネット、スーさんは好きでしょ?

【ジェーン・スー】
そうですね。もう活動を始めてから結構経ってる?

【高橋芳朗】
うん、アルバムデビューが2011年ですから。ジ・インターネットはロサンゼルスに拠点を置く、いま最もイケてるソウル/ファンクバンド。いま最も検索しにくいアーティストと言ってもいいかもしれない(笑)。

【ジェーン・スー】
「ジ・インターネット」だもんね。確かに検索難しい!

【高橋芳朗】
もう何度も来日公演を行っている人気バンドです。以前、KIRINJIの堀込高樹さんがゲストにいらっしゃったときにお気に入りのバンドとして紹介されていましたね。ここ最近、このジ・インターネットのメンバーのソロ活動が活発化してきていて。しかもそれが軒並み素晴らしい出来なんです。今回はそのへんの動向を曲を聴きながら追っていきたいと思いますが、どれも初夏にばっちりハマるファンキーでメロウでちょっと心地よい気だるさのある曲ばかりなのでご期待ください。計4曲お届けしますね。ではメンバーのソロ作品の前に、まずは本体のジ・インターネットの曲を聴いてもらいましょう。昨年リリースしたアルバム『Hive Mind』から、ミュージックビデオに水原希子さんが出演していることでも話題になった曲です。

M1 La Di Da / The Internet

【高橋芳朗】
気持ちいいですねー。

【ジェーン・スー】
うん、初夏って感じですね。

【高橋芳朗】
ジ・インターネットについてもう少し詳しく説明をすると、メンバーはいまの「La Di Da」でリードを取っていたボーカルのシド、ギターのスティーヴ・レイシー、キーボードのマット・マーシャンズ、ベースのパトリック・ペイジ、ドラムのクリストファー・スミス、この5名で構成されています。次はそんなメンバーの作品のなかから、ギターのスティーヴ・レイシーが先週24日にリリースしたソロデビューアルバム『Apollo XXI』より「Playground」を聴いてもらいたいと思います。

【ジェーン・スー】
はい。

【高橋芳朗】
このスティーヴ・レイシー、先週21歳になったばかりなんですよ。

【ジェーン・スー】
ええーっ、若い!

【高橋芳朗】
にも関わらず、若き天才プロデューサーとしてジャンルを超えて引っ張りだこで。

【ジェーン・スー】
へー、すごいね!

【高橋芳朗】
たとえば先々週の放送で取り上げたヴァンパイア・ウィークエンドのニューアルバム『Father of the Bride』で2曲に参加しています。そして、おととしにはピューリッツァー賞受賞ラッパーのケンドリック・ラマーのアルバム『DAMN.』でプロデュースを手掛けてグラミー賞をゲットしています。当時19歳かな?

【ジェーン・スー】
はー!

【高橋芳朗】
しかも、そのケンドリック・ラマーのプロデュース曲「Pride」はiPhone6でトラックを作ったことで話題になりました。

【ジェーン・スー】
ええっ、どうやって?

【高橋芳朗】
GarageBandを使ったんでしょうね。それにしてもiPhoneでグラミー賞獲っちゃうんだからやんなっちゃうよね。はい、新世代新世代!

【ジェーン・スー】
新世代新世代(笑)。

【高橋芳朗】
そんな流れもあって、今回の彼のソロデビューアルバムは非常に注目を集めています。これから紹介する「Playground」を聴くと、彼がプリンスから強い影響を受けていることがよくわかるんじゃないでしょうか。

M2 Playground / Steve Lacy

【ジェーン・スー】
良き! いいねえ、これ。

【高橋芳朗】
お、さっそくSpotifyに登録していますね。ジ・インターネットのメンバーのソロアルバム、続いてはキーボードプレイヤーのマット・マーシャンズが4月26日にリリースした2枚目のソロアルバム『The Last Party』から「Look Like」を。このアルバム、先週の細野晴臣さんの特集で取り上げたカナダのシンガーソングライター、マット・デマルコがプロデューサーとして参加しています。

【ジェーン・スー】
ああ、はいはい!

【高橋芳朗】
このマット・マーシャンズのアルバムもいま聴いてもらったスティーヴ・レイシーと同様にローファイなサウンドがすごく気持ちよくて。わたくし、今週水曜日にTBSラジオ『アフター6ジャンクション』で最新洋楽を紹介したんですけど、ここ最近はそういうメロウで幻想的で白昼夢感のあるサウンドがトレンドになっている印象がありますね。

【ジェーン・スー】
はいはいはい。すごいわかる!

【高橋芳朗】
このマット・マーシャンズの新作もまさにそういう流れを汲む作品だと思います。

M3 Look Like feat. Daisy / Matt Martians

The Last Party [Explicit]

【高橋芳朗】
これ、曲が二部構成になってるんですよ。

【ジェーン・スー】
あ、これ同じ曲なの?

【高橋芳朗】
同じ曲。ジ・インターネットのメンバーの作品はこういうトリッキーな構成の曲が多いんですよね。

【ジェーン・スー】
浮遊感がすごいね。ホワワーンとしてきた。

【高橋芳朗】
ジ・インターネットのメンバーのソロ活動、最後はボーカルのシドの作品を紹介したいと思います。ただ、彼女がおととしにリリースしたソロアルバム『Fin』はめちゃくちゃ素晴らしいんだけど全体的に深夜に聴くとしっくりくるような静謐な内容で。

Fin

なのでここではシドのコラボ作品として韓国のシンガーソングライター、DEANと共演した「Love」を聴いてもらいましょう。こちらは2017年の作品です。この「Love」はジ・インターネットに楽曲提供しているソングライターが絡んでいることもあって、ジ・インターネットの作品に近いムードを持っています。シドはいまは亡きR&Bシンガーのアリーヤのボーカルスタイルにめちゃくちゃ影響を受けているんだけど、そんな彼女のアンニュイなウィスパリングボイスの魅力も存分に堪能できるかと。

M4 Love feat. Syd / DEAN

【高橋芳朗】
終盤のこの展開が超かっこいい!

【ジェーン・スー】
かっこいい! グラミー獲りにいこう!

【高橋芳朗】
アハハハハ! 飛躍しすぎだろ!

【ジェーン・スー】
私、グラミーがほしい!

【高橋芳朗】
じゃあさっそくiPhoneで作曲してみよう。

【ジェーン・スー】
ごめん、Androidなんだ。

【高橋芳朗】
フフフフフ、Androidでもいけるよ!

【ジェーン・スー】
よし、がんばろう。私がんばるよ!

【高橋芳朗】
というわけでジ・インターネットのボーカル、シドをフィーチャーしたDEANの「Love」を聴いていただきました。

【ジェーン・スー】
かっこよかったね!

【高橋芳朗】
あと今回は紹介できなかったけど、ジ・インターネットのメンバーのソロアルバムではベースのパトリック・ペイジも去年に『Letters of Irrelevance』をリリースしていて。
Letters of Irrelevance [Explicit]

これもディアンジェロにインスパイアされた素晴らしい内容なのでぜひチェックしてみてください!

―― ◇ ―― ◇ ―― ◇ ―― ◇ ―― ◇ ―― ◇ ――
当ラジオ番組では「日々の生活に音楽を」をコンセプトに、音楽ジャーナリスト・高橋芳朗さんによる洋楽選曲を毎日オンエア。最新1週間のリストは以下です。

5/27(月)

(11:07) I Wanna Be Where You Are / Melissa Manchester
(11:23) A Million Stars / Mackey Feary Band
(11:36) Got To Be Lovin’ You / Erik Tagg
(12:11) Whatcha Gonna Tell Your Man / Boz Scaggs
(12:52) 過ぎゆく時に / Char

5/28(火)

(11:03) Deirdre / The Beach Boys
(11:26) Don’t Be Afraid / Carpenters
(11:37) Do You Really Have a Heart / Paul Williams
(12:12) What Have You Got to Lose / Carole King
(12:25) Eden Rock / The Fifth Avenue Band
(12:51) Don’t Leave Me / Nilsson

5/29(水)

(11:05) Back On The Chain Gang / The Pretenders
(11:24) Come Dancing / The Kinks
(11:35) Half a Boy and Half a Man / Nick Lowe
(12:14) Let Them All Talk / Elvis Costello & The Attractions

5/30(木)

(11:03) I’m in the Mood for Love / Lord Tanamo
(11:23) How Many Times / Owen & Leon
(11:37) Strongman Sampson / Eric Morris
(12:10) Hoochy-Koochy Kai-Po / The Four Aces
(12:22) I Shall Wear a Crown / The Richards Brothers
(12:52) What a Life / Sugar & Dandy

5/31(金)

(11:03) Hoolywood Swinging / Kool & The Gang
(11:26) My Favorite Song / The Kay-Gees
(11:36) I Need You Girl / 3 Pieces
(12:11) Flying High / The Blackbyrds