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総理の面談記録、どうして作らないの?

ACTION

武田:この数年、政治の世界ではとにかく文書を捨てるとか隠すとか繰り返されて。こんまりもびっくりの断捨離ブームと僕は呼んでいるのですが(笑)

6月7日(金)「ACTION」。金曜パーソナリティは、ライターの武田砂鉄さん。

武田:3日に毎日新聞のスクープで、あんまり大きなニュースとして伝わってなくてですね、僕なんかはビックリしたのですが、安倍総理が官庁の幹部と面談した際に、総理官邸が議事概要などの打ち合わせ記録を一切作っていないことが官邸への取材で分かったんですね。つまり、官邸でどういうやり取りがあったのか、例えば総理がどういう指示をしたのかというのが事後に検証できない、ブラックボックスのような形になっているんですね。

武田:森友・加計学園問題がずっと続いておりまして、加計学園が計画した、国家戦略特区の獣医学部新設の問題では「総理のご意向」という文書が出てきて。最初は無いと言われてましたが、文科省には残されていたり。でも、内閣府には記録がないと。この”総理のご意向文書”は、思い返してみれば、菅官房長官は「怪文書みたいなことじゃないでしょうか?」と言ってたんですね。そのあとで文科省で見つかると「怪文書という言葉が独り歩きしたのは極めて残念」という、ちょっと訳の分からない答弁があったんですけど。

例えば総理のもとで災害やテロ対策を行う内閣官房ですら記録を作成していなかったということなんですね。そうすると、重要なことがあったときに、どうやって意思決定をされたのかという検証が難しくなるんですよね。

武田:国を動かしている人が何をしたかというのを僕たち国民がチェックできるというのは、民主主義社会の大前提だと思うんですね。で、何か良いことがあったら「あれは俺がやったんだよ」と言う偉い人はたくさんいると思うんだけど、何か上手くいかず「あれはあなたがおやりになられたんですよね?」と言ったときに今のままだと、「いやぁ、別に記録もないし、俺関係ないですよ」みたいなことがいくらでも言える世の中になっていってるんですよね。

幸坂:記録がないと後から良いように物語が作れちゃう感じがしますよね。

武田:力を持っている人たちが物語を作れちゃうということになると、やっぱり僕たち国民自身はそれを監視できなくなっちゃうんですよね。「こういう資料を出してください」「こういう風にやりますけど、どうですか?」と言ったときに、向こうから反論はあるかもしれないけど、「無いんです」という風になったら「いやぁ、やってないんですよ!」みたいな感じが通用しちゃう。

安倍政権の中で、次々と起きているのは、誰かが恣意的に言葉を書き換えて、あったのか、なかったのかということをずっと繰り返させている事態が続いてると思うんですね。それを見ていると何故かいつの間にか「野党の追及が足りない!」とか、「メディアはいつまで森友学園問題を追っているんだ!」とか、そういう報道のシフトチェンジが起きてしまう。そちらが情報を開示しないから、隠しているからなのに、そういう持久戦に負けちゃっている気がしているんですね。

武田砂鉄さんが今週考えたこと。全容は、radikoのタイムフリーで!

武田砂鉄コラム「総理の面談記録、どうして作らないの?」http://radiko.jp/share/?sid=TBS&t=20190607160000

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