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武田砂鉄コラム「女性誌と自民党のコラボ広告を考える」

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講談社が発行する女性ファッション誌の「ViVi」が6月10日のWeb版で自民党との広告企画記事を掲載したことが大きく話題になりました。

モデルの女性たちが「どんな世の中にしたい?」という問いに答えるかたちで、TwitterやInstagramで「#自民党2019」「#メッセージTシャツプレゼント」というハッシュタグを付けて投稿すると、そのTシャツが13人に当たるというものでした。

6月14日、ライター・武田砂鉄さんのコラムは、その企画について。

武田:政権与党とファッション雑誌が広告キャンペーンするということは極めて異例で、Tシャツの袖部分には自民党のロゴマークも付いているんです。この記事が問題視されたのは、その”#自民党2019”が出てくるのは記事の最後の方だけで、党としての指針が何か表明されているわけではなくて、「女性誌向けのいい感じの記事を自民党と講談社で一緒に作りましたよ」みたいな体裁になっていまして。

モデルの方々のコメントは「外国の方やお年寄りにもっと親切に対応するべき」とか、「偉い人の意見が大事で、市民の意見が反映されていない気がしてる」とか、「他人の価値観を理解して、尊敬し合えたらどれだけ良いだろう」とか、極めて真っ当で誠実なことが書いてある。

武田:自民党の日頃の政策とむしろ逆行している気が。外国人労働者への冷遇だったり、年金がどうやら足りないので自分で2000万円貯めておけという話が出たり。男女格差が日本は110位台だという話もあって、他人の価値観を理解しているとは思えない。

この記事の見出しには権利平等の話が出てきているけど、これも自民党が達成しているとは思えない。

でも読者にしたら、自分たちが応援しているモデルさんたちがコラボしているこの政党というのは、「このモデルさんたちの言っている言葉、スローガンを大切にしている党なんだ」と理解すると思うんです、ここで大きな誤解が生まれる。このモデルさん一人ひとりの意見に対して、自民党がどう考えているのかを明示されてない。

僕自身も講談社に、たくさんお世話になった人もいるんだけど、それでもやっぱり腹が立ってしまうのは、講談社の広報部はこの広告記事に対して「政治的な背景や意図は全くございません」ということを回答している。「政党の宣伝じゃないですか?」という問いにも「コメントは差し控えさせて頂く」という。これはなかなか無理があって・・・

武田砂鉄さんが考えたこと。全容はradikoでお聴きください。

ViViと自民党の広告記事について考えるhttp://radiko.jp/share/?sid=TBS&t=20190614160000

radikoで放送をお聴きいただけます(放送後1週間まで/首都圏エリア無料)