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夜盲症でも視野狭窄でも見える!HOYAの眼鏡「WM10 HiKARI」

森本毅郎 スタンバイ!

【記事後半にプレゼント告知あります!】

このコーナーで何度か取り上げている、夜や暗いところで目が見えなくなる夜盲症の方を助けるデジタル眼鏡「MW10 HiKARI」について、6月17日TBSラジオ「森本毅郎・スタンバイ!」(月~金、6:30~8:30)の「現場にアタック」で、レポーター田中ひとみが取材報告しました。


眼鏡のHOYAが発売したメディカルウェアラブル「MW10 HiKARI(エムダブリューテン ヒカリ)」。最初にご紹介した時は「製品が完成した時」2回目の放送は「全国発売になった時」でした。そして今回は「MW10 HiKARI」が進化したというお話です。まずは、HOYAの石塚隆之さんに聞きました。

★暗くても視野が狭くても見える「MW10 HiKARI」

HOYA 石塚隆之さん
2018年4月に、世界で初めて、夜盲症の方が、夜でも昼間のように明るくカラーで見える眼鏡を作りました。眼鏡のような形をしているのですが、額のところにカメラが埋め込まれている。かけるとテレビモニターが浮かんでいるように見える。カメラで撮った画像を映し出して、その画像が明るくカラーで見えます。2018年モデルは夜盲症向けでしたが、2019年型はプラスして、視野狭窄対策を施しました。患者様は、夜盲症と合わせて視野狭窄に困っていて、『暗い所は見えるようになったけど、視野がもっと欲しい』という言葉をたくさんの方から伺い、視野狭窄対策を施しました。昨年ご購入された方にも、無料でアップデートします。
森本毅郎スタンバイ!

暗所ではより明るい視界を、視野狭窄の方にはより広い視野を提供。新しくなった「MW10 HiKARI」

森本毅郎スタンバイ!

実際にかけてみました。見た目は、眼鏡というよりもゴーグルのようです。

「MW10 HiKARI」は、九州大学とHOYAが共同で研究して開発した製品。外側のカメラが景色を撮影し、内側のモニターに明るくカラーで映し出される仕組みです。

夜盲症につながるのは、網膜色素変性症という遺伝性の難病ですが、この病気は、暗い所で見えなくなるだけでなく、視野が狭くなる視野狭窄にもなってしまいます。その結果、夜歩けなかったり、駅のホームの端が見えずに転落するなど、日常的に危険と隣り合わせの病気です。

そこで今回、暗い所でも見える機能に加えて、視野を広げる機能を装備したそうです。

森本毅郎スタンバイ!

カメラレンズは交換式

しかし、この製品は最新の技術が集められているため、39万5千円(税別)と非常に高額です。そこで、去年買った方が買い直す必要がないように、無料バージョンアップも行なっています。

★世界が広がる=「星が見える」感動

では、「MW10 HiKARI」の実力はどうなのか?小さい頃から、夜盲症と視野狭窄があったという阿部佳祐さんに伺いました。

阿部佳祐さん
5歳の時、夜に散歩をして、田んぼに落ちたのが、病気に気づくきっかけです。夜は全然見えない、普通の方が目をつぶった状態です。街灯があっても、見にくいですね。ゴーグルかけると、歩ける明るさになります。道の幅とか、横に溝があったりとか、看板の字も見えます。夜に一人で歩けるようになったのと、星が見えるようになったことが、一番うれしいです。家族や友達と、星が見えることが分かち合えるというのがうれしかったですね。星がある、というのは、家族と歩いてたりすると、あそこに星があるというように言ってもらえるんですけど、そこに目をうつしても僕は見えなかった。昼だけが行動する時間だったんですけど、これで夜もちょっと行動できるかなということで、できる範囲は広がったんじゃないかと思います。
森本毅郎スタンバイ!

普通のビデオカメラ=暗くてよく見えません

森本毅郎スタンバイ!

MWヒカリの標準カメラ=暗い所が明るく見えます!

森本毅郎スタンバイ!

WMヒカリの新型広角レンズ=明るいだけでなく視野の幅が広い!

夜盲症の方々は、見えないものが本当にたくさんあるそうです。

星だけでなく、照明がある部屋の中でも薄暗がりにある時計などは見えません。また、美術館も薄暗いので絵が見えない、水族館も同じ、そして間接照明で雰囲気のあるレストランの料理も見えない、ディズニーランドのエレクトリカルパレードも、目の前の明るい所は見えても、列全体=パレードの全貌は見えにくいそうです。

こうなると、夜の行動が制限されるだけでなく、友達と遊びに行ける場所も制限されてしまいます。

そのため、「MW10 HiKARI」と出会ったことで活動する「時間」だけでなく「世界」も広がったと、利用者からHOYAの石塚さんのところにもお礼のメッセージが届くそうです。

★可能性が広がる=東京パラリンピック出場も!?

さらに、もう1人、「MW10 HiKARI」を使っている方に伺いました。盲学校で教師をしながら、リオデジャネイロ・パラリンピックのマラソンで銅メダルに輝いた岡村正広さんです。

岡村正広さん
盲学校のグランドは照明設備がないので、仕事が終わってから真っ暗なんですね。夜盲症がない人なら、普通にやれていたマラソンの練習。私自身は夜盲症があって、暗いところは諦めていた所があったので、MWをかけることで、視界が開けて、こんなに見えるんだと、びっくりしました。結構、揺れるかなと思ったんですけど、割と安定していて、自分の目で直接見ているかのような感じで走れる。自分自身は、これまで、自分の見え方の中で可能性を追求してきましたけど、またさらに自分自身の可能性を広げてくれるのではと思います。次は8月25日にある北海道マラソン。東京パラリンピックの選考レースなので、東京パラリンピックに出られるよう頑張る。

活動する時間や場所に加え、人生の可能性を広げてくれるものだということでした。

★身近になるか?“福祉機器”認定へ

HOYAの石塚さんも、この眼鏡で、多くの人の可能性を応援したいということでした。

HOYA 石塚隆之さん
1回目の九州大学の臨床試験をした時に、30名の患者様と実験をしたんですけど、30名の方が全員「これを世に出して欲しい」とか、「これがあれば仕事場で差別されない」とか、盲学校の生徒でしたら「寮から出られる」など、いろんな言葉を頂きました。これは世の中に必要なものだと、製品化しました。特に昨年やってわかったのは、思ったより若い方が買われていたんです。盲学校の卒業生の方、これから社会に出る方が、多分、親御さんが買ってあげた方も多いと思いますが、その意味では、これから社会に出る、特に若い方を応援したいという気持ちもできました。

また、値段の面で、問題解決につながる動きも出てきました。

各市区町村で、障害のある方の訴えが通り、“福祉機器”として認定されれば補助金が出て、安く買えるようになるんですが、今、その最初の自治体を目指し、熊本県の天草市が、この「MW10 HiKARI」の福祉機器認定を準備中とのこと。患者さんの為にも、こうした動きが広がってほしいと、石塚さんは話していました。

★「MW10 HiKARI」プレゼントします

今回は、この眼鏡「MW10 HiKARI」を2名さまにプレゼント。ご希望の方は、メールかハガキでご応募ください。

【宛先】

*メール: stand-by@tbs.co.jp
*ハガキ: 〒107-8066 TBSラジオ・スタンバイ「MWヒカリ」の係

【記入事項】ご応募の際、下記事項をお書き添えください

*お名前、年齢、ご住所、電話番号
*現在、どんな症状なのか、何に困っているのか、どう使いたいのか

【締め切り】

「6月21日(金)到着分」とさせていただきます。

【注意事項】

「MW10 HiKARI」が対応できるのは、下の2つの条件にすべて当てはまる方となります。

  1. 「中心の視野がある方」
  2. 「暗いところで見えにくい方」

【抽選】

厳選な抽選の上、2名様を選びます。また、症状に合うのかどうか、後日体験会を開き、必要があれば眼科医の診断も行います。抽選、体験会の様子は、後日「現場にアタック」で報告します。

■「MW10 HiKARI」ホームページ
https://hmwpj.com

田中ひとみ

田中ひとみが「現場にアタック」でリポートしました!