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何故、年金問題から逃げるのか?

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金融庁審議会報告書の「老後30年間で2000万円が必要」という話題が大きな波紋を広げましたが、1年ぶりに開かれた党首討論でもこの話題が大きく取り上げられました。6月22日(金)武田砂鉄さんのコラムは、この問題について。

武田:どれだけ問い詰めても政府は「100年安心は崩れません!」ということをスローガンで繰り返してくるんだけど、なかなか今の年金制度で老後の生活でどれぐらい貰えるのか不安が広がっていますね。

―――この報告書では、高齢夫婦の無職の世帯では月額平均26万円の支出がある一方で、年金を中心とする収入は21万円ほど。月に5万円の赤字が出るので、単純計算すると30年間で2000万円が必要だということが指摘されています。

武田:「この数字に縛られ過ぎるな」と言われるんだけど、むしろこれは厚生年金で、夫が働いて妻が無職でという世帯なので。我々は国民年金ですから、もっとお金がかかると。それを考えると不安は大きくなりますよね。

報告書とともに発表された資料には、「ライフステージに応じて発生する費用等の例」というのもあって、そこには健康維持とか介護費用ということを考えるとプラス1000万円ぐらいになるということも書かれていますね。私たちはただただ「老後に暮らせる金をよこせ!」と怒っているんじゃなくて、「今まで暮らせると聞いてましたが、どうやら暮らせないという数値が出てるらしいですね。ちゃんと教えてください!」と言っている状態なんだけど、麻生さんはこの報告書を受け取らないとしたんです。

この報告書というのは、大臣の諮問を受けて21人が12回審議したんだけど、「受け取らない」と。麻生さんは最初「全部読んでません」と言ってたんだけど、あとから「国民に誤解や不安を与える」という言い方をしてました。安倍さんも「誤解を与える」とずっと言ってるんだけど。誤解を与えているんだったら、どういう不備があって、実際とはどう違うのかを精査してくれればいいんだけど、「いや、ちょっとこれは受け取れないですね」ということだけを繰り返している。

武田:厚生労働省の統計不正の件もそうですけど、あのときも大型連休を挟んで忘れさせようとしてましたが。今月末はG20もありますので、また忘れさせよう大作戦の中に入っているのか・・・

年金問題からなぜ逃げるのか?武田砂鉄さんのコラム。全編はradikoのタイムフリーでお聴きください。

何故、年金問題から逃げるのか?http://radiko.jp/share/?sid=TBS&t=20190621160000

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