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  • コラム

【若狭湾の日】無病息災、平穏をもたらす高浜七年祭(しちねんまつり)

若狭湾の日

TBSラジオ「爆笑問題日曜サンデー」(日曜午後1時~)で毎月放送されている、「若狭湾の日」。福井県・若狭路の話題が盛りだくさんの内容です。

若狭の目下の話題といえば、6月23日(日)~29日(土)に行われている「高浜七年祭(しちねんまつり)」。大飯郡高浜町で6年おきに行われる佐伎治(さきち)神社の式年大祭で、440年以上の歴史を誇ります。

若狭湾の日

2019年は祭り年。6月23日(日)、佐伎治神社の境内で田植え神事の奉納を皮切りにお祭りがスタートし、今、町は熱気と興奮に包まれています。

このお祭りの特徴といえば、とにかく盛大なこと。「曳山」「神輿」「芸能」で7日間が彩られます。

まぶしいほどゴージャスな3基のお神輿を担ぐのは、それぞれ90~130人ほどの男衆。初日に佐伎治神社を出た神輿は威勢よく町内を練り歩き、その日の夕方に御旅所(おたびじょ)と呼ばれる安置所に戻ります。そして4日目にはふたたび町内を巡行し、最終日の7日目、鳥居浜海岸へ。神輿3基がもみ合う「足洗の儀」でクライマックスを迎えます。

曳山が登場するのは、2、3、5、6日目。7基の曳山が、それぞれの地区に設けられた本陣や御旅所で芸能を披露しながら巡行します。なかでも2日目は、7基すべての曳山が佐伎治神社に集合して芸能を奉納する「山上がり」が行われ、会場は熱気いっぱいに。

なにより楽しみなのは、各地で広げられる芸能。太刀振やお田植、神楽、屋台囃子、子どもたちによる日本舞踊や太鼓など、ありとあらゆる芸能が繰り広げられるのです。演じるのは、役者でもプロでもない、町の人々。この日のために楽器を習い、踊りを練習し、高浜町が一丸となって、大切なお祭りを盛り上げます。祭りの期間中は、小学校はお休み、役場の職員もお休み、会社員も休暇をとる人が多いのだとか。

厳かななかにも華々しさを持つこのお祭りの起源は、御霊(死者の怨霊)や疫神を鎮める「御霊会」。かつて日本では、疫病などの災いは、御霊や外国からやって来た疫神のしわざであると考えられ、それらを慰めるために「御霊会」が行われていました。京都の「祇園祭」や「高浜七年祭」も「御霊会」のひとつで、疫病が蔓延しやすい梅雨時期から夏に行われています。

神輿に乗った御祭神が疫病の元となる怨霊を海まで運び、流す。そうして町に無病息災、平穏をもたらす――そんな意味合いを持つ「高浜七年祭」は、たんなるイベントではなく、大事な神事。だからこそ、絶えることなく、そして形を変えることなく、440年以上も続いているのでしょう。

町の人たちが情熱を注ぎ、県外からも観光客が多く訪れるこの「高浜七年祭」。高浜町ではGPSアプリで、神輿や曳山が登場するスポットを発信しています。
https://www.bunka-sai.jp/event/7nenmatsuri2019/