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国際コンクール3連覇 ヴァイオリニスト・吉村妃鞠さん

久米宏 ラジオなんですけど

TBSラジオで毎週土曜日、午後1時から放送している「久米宏 ラジオなんですけど」。
7月6日(土)放送のゲストコーナー「今週のスポットライト」では、7歳にしてヴァイオリンの国際コンクールで3連覇という快挙を達成した吉村妃鞠(よしむら・ひまり)さんをお迎えしました。実は久米さんは「生意気だったらどうしよう…」とちょっとだけ心配していたのですが、スタジオに現れたのはとっても礼儀正しくて、チャーミングな女の子でした!

7歳で国際コンクール3連覇!


吉村妃鞠さんは2011年、東京都生まれ。ヴァイオリンのレッスンを始めたのは3歳のとき。4歳からコンクールに出場するようになって、これまでに国内外37のコンクールに出て、そのすべてで1位に輝いています(2019年6月時点)。去年(2018年)、6歳で出場したベルギーのレオニード・コーガン国際ヴァイオリンコンクールで1位、今年の3月には同じくベルギーのアルテュール・グリュミオー国際ヴァイオリンコンクールに最年少の7歳で出場してカテゴリーA(10歳以下の部)第1位と特別グランプリを獲得。向こうでは「7歳の 〝Wunderkind〟(神童)がグランプリ」と報じられ、そのときの演奏はYouTube(ユーチューブ)で100万回以上再生されています。さらに5月にもイタリアのアンドレア・ポスタッキーニ国際ヴァイオリンコンクールでカテゴリーA(11歳以下の部)第1位とAbsolute Winner賞(全カテゴリー絶対勝者)を獲得。これでヨーロッパの主要なジュニア国際コンクールで3連覇!

妃鞠さんの才能は世界的カリスマ指導者にも認められています。ワディム・レーピン(ロシア。1971年生まれ)やマキシム・ヴェンゲーロフ(ロシア。1974年生まれ)といった現代の天才ヴァイオリニストを育てた名伯楽として知られるザハール・ブロンさんから「私のところにレッスンを受けにいらっしゃい」と直々にお誘いを受けたそうです。それで妃鞠さんは6月下旬からスイスのインターラーケンまで行って「ザハール・ブロン・ヴァイオリン ・アカデミー」でレッスンを受けて、放送の2日前に帰国したところでした。ブロンさんのレッスンを受けたくても受けられないヴァイオリニストが世界中にたくさんいるということですから、いかに高く評価されているかが分かります。

ツィゴイネルワイゼンを熱演!


8歳になったばかりだという妃鞠さんに、世界を驚かせたその音色をスタジオでも聞かせていただきました。

「サラサーテのツィゴイネルワイゼンを今日はラジオのカット版で演奏します」(妃鞠さん)

「聞きどころはどこですか?」(久米さん)

「全部聞いてもらいたいなと思います(笑)」(妃鞠さん)

「妃鞠さんは演奏中、何を考えてるんですか?」(久米さん)

「サラサーテのツィゴイネルワイゼンは本当は9分ぐらいあるんだけれど、その中間部はすごく悲しくて、どうにもならない感じをよく考えています」(妃鞠さん)

「悲しくてどうにもならない感じ…。どういう感じ?」(久米さん)

「シマウマの赤ちゃんがライオンに食べられちゃって、シマウマのお母さんがそうっと見てる感じ」(妃鞠さん)

「どうにもならないもんね」(久米さん)

「もちろん技術的なこととか音程とかも考えるけれど、たまにそういうことも考えます」(妃鞠さん)


ヴァイオリンを手にすると妃鞠さんの表情が変わって急に大人びて見えます。

哀愁あふれるジプシーの音楽、その悲痛な叫びを表現するのにこんなことを考えているなんてすごいですね。しかもラジオの放送時間のことを考えて3分間のショートバージョンで演奏してくれるなんて。8歳だということを忘れてしまいます。

ママにも指導?!


妃鞠さんのお母さんも「一緒に演奏会に行くと、大人でもへえと思うようなことを言うときがあるんです」と言っていました。お母さんの演奏会が終わったあとで「ママ、あそこの部分、家に帰ったらさらっておいてね(おさらいしておいてね)」なんてことも、さらっと言ったそうですよ。

妃鞠さんはヴァイオリニストのお母さんがいつも弾いているところを見ていて、「こんな音が出せるなんてすごいな。すごく面白いな」と思って自分も始めたそうです。まだ3歳でしたが、すぐに自分で「オムライス」とか「冷蔵庫」という曲を作って、歌いながら弾いていたそうです。4歳になって初めてコンクールに出たときには舞台の上から審査員に向かって「これからバッハを弾きます。バッハは…」と説明してから演奏して、あとで「コンクールではお話はしませんよ」と教えられたとはにかむ妃鞠さん。そういうときは小学2年生のあどけない表情になります。

3歳で論語、4歳で漢検合格、英検は3級


妃鞠さんは音楽以外に数字やパズルなどにも関心が強くて、活字がとても好きだそうです。絵本はご両親に読んでもらうのではなく、いつも妃鞠さんがパパとママに読み聞かせていました。3歳のときには漢字で書かれた「論語」を声に出して読み(つまり「レ点」なども理解して読んでいた!)、4歳のときには日本漢字能力検定の9級を国内史上最年少で満点合格して表彰されました。放送では、朗読コンテストに向けて「雨ニモマケズ」を練習する5歳のころの妃鞠さんの声もご紹介しました。さらに、英検3級合格、松濤館流・空手道は7級(橙帯)と、なんともすごい小学2年生です。

今年(2019年)10月にはウクライナでキエフ国立フィルハーモニー交響楽団と共演する予定で、11月にはモスクワでロシア・ナショナル・フィルハーモニー管弦楽団と共演。さらに日本国内でも複数のプロオーケストラと共演することが決まっています。

「あと5年経ったらあなたは13歳です。5年後にまだこの番組があったら、また遊びに来てください」(久米さん)

「はい、もちろんです!」(妃鞠さん)

吉村妃鞠さんのご感想


久米さんがすごくやさしくて、答えやすかったです。お母さんが前にテレビにでたことがあったから今日のラジオもそんな感じだろうなと思って行ったら、全然ちがって、すごく面白かったです。

スタジオの演奏は、今日の朝、3分間になるように作ってきたから大丈夫でした。ストップウォッチではかって「あ、4分になっちゃった」とか言いながら作ってました(笑)。今日はありがとうございました!

「今週のスポットライト」ゲスト:吉村妃鞠さん(ヴァイオリニスト)を聴く

次回のゲストは、写真家・鬼海弘雄さん

7月13日の「今週のスポットライト」には、写真家の鬼海弘雄(きかい・ひろお)さんをお迎えします。鬼海さんは東京・浅草の町を行き交う無名の人々のポートレート写真を46年間、撮り続けています。その集大成となる写真集『PERSONA 最終章』が出版されました。

2019年7月13日(土)放送「久米宏 ラジオなんですけど」http://radiko.jp/share/?sid=TBS&t=20190713140000

radikoで放送をお聴きいただけます(放送後1週間まで/首都圏エリア無料)