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ついに就活も?動画は15秒の時代。そのワケは?

森本毅郎 スタンバイ!

今回は「15秒」がテーマ。というのも、最近、いろいろな動画が、なんでも15秒になっているんです。7月15日TBSラジオ「森本毅郎・スタンバイ!」(月~金、6:30~8:30)の「現場にアタック」で、レポーター田中ひとみが取材報告しました。

 

 

動画がなんでも15秒になっている問題。15秒といえば、まずは「TikTok(ティックトック)」ですね。歌ったり踊ったり、何かに挑戦したりする動画を投稿して共有する、若者に大人気のTikTokですが、今月4日、あたらしい動きがありました。TikTokを運営しているByteDance株式会社、執行役員の山口琢也さんのお話です。

★シニアも15秒動画を楽しむ時代

ByteDance株式会社・執行役員 山口琢也さん
「オトナTikTokセミナー」というものを開催しました。皆さん大体、若い人が踊っているアプリケーションというイメージが強いと思いますが、TikTokは、そうした使い方だけでなく、15秒という短い“ショートムービー”というものを、プラットフォームとして発信するアプリケーションだと理解しています。特に日本は高齢化社会、少子化も進んでいるということで、健康寿命をどれくらい伸ばせて、豊かに楽しい生活をしていただけるか。シニア世代の方々にそう言った意味で、TikTokはお役に立てるのではないかと思い、始めました。15秒だったらすぐ撮れてしまうので、シニアの方にも手軽にやっていただけるのではないかと思っています。
森本毅郎スタンバイ!

ByteDance株式会社の山口琢也さんにお聞きしました

そもそもTikTokとは、主に15秒の動画を作成・投稿できるアプリです。ダンスや、口パク、飼っているペットの動画の撮影が簡単にできて、気に入った音楽をつけるのもワンタッチで簡単。手軽に投稿できることから、若い世代に人気のあるエンターテイメントとして広がっています。

その15秒という短さや、様々な撮影機能を使って楽しく身体を動かしながら動画を作ることで、シニアの健康寿命も伸ばせるのではないか、というのが狙いで始まったのが、今回の「オトナTikTokセミナー」。セミナーでは、最高齢93歳の方も参加したようですが、指定されたポーズをとると自動的にシャッターが切られる撮影機能もあるので、手軽に楽しんだようです。

15秒というとあわただしそうですが、若者だけでなく、シニアの方々にもウケ始めているんですね。

★生活の豆知識も15秒で!「soeasy」

TikTokは娯楽として広がっていますが、今では娯楽だけでなく、生活に役立つ動画も、15秒になってきているようなんです。生活に密着した15秒の動画サイトを運営している、株式会社soeasy (ソーイージー)の奥野紘正さんのお話です。

株式会社soeasy・事業部長兼CMO 奥野紘正さん
弊社では、ライフハックに特化した15秒動画メディアを運営しています。普段の生活の中の一瞬一瞬で起こりうる「不便」を「便利」にするような動画を、ユーザーから募集して、投稿しているメディアです。例えば「茄子の皮を簡単に剥く方法」とか、「シワのつきにくいパーカーの干し方」とか、世の中にある「便利」を紹介していくコンテンツです。今はメインユーザーが20〜30代の女性で9割5分くらいになっていて、専業主婦やOLの方に見ていただけています。
森本毅郎スタンバイ!

「soeasy」

「soeasy」では、掃除、収納、ダイエットなど、生活に寄り添った動画をユーザーに投稿してもらい、soeasyのホームページやSNSなどで展開しています。

★「15秒」はちょうどいい

でも、なぜ15秒なのか?生活の豆知識となると、もう少し、時間をかけて説明したほうがよさそうですが・・・再び奥野さんのお話です。

奥野紘正さん
携帯で気軽に見られる動画の尺というのは、大体6秒〜1分ぐらいがメインとされていますが、1分の動画だと、30秒過ぎた時点で半分の人が見ていないというデータが出ました。そこで、どのくらいの長さがいいのだろうかと仮説検証して、たどり着いたのが「15秒」。15秒だと1つのエッセンスに対してベストだろう、と試しにやってみたところ、ユーザーさんから好評をいただきました。

丁寧に説明していても、30秒あたりで離脱されてしまうのでは、意味がない。なんとか見てもらおうということで、いろいろ検証したら15秒にたどりついたそうです。

長尺になってしまいそうな料理やDIYなどの動画も、編集で動画を早回ししたり、テロップで補足したり、不要なところをカットしたりして、初めて見た人でもわかりやすく15秒にまとめられています。

★就活も?「コトレボ」は企業PRを15秒で

ここまで「娯楽」、「生活の豆知識」が15秒になったお話をしましたが、さらに、こんなものまで15秒動画にしている企業がありました。映像制作会社の第二制作株式会社、代表取締役の立石賢司さんのお話です。

第二制作株式会社・代表取締役 立石賢司さん
第二制作株式会社では、企業様の社長様の15秒動画を掲載する「コトレボ」というサービスを展開しています。具体的には、社長様のインタビューを15秒という大胆な秒数、短い秒数にして、会社の魅力とか、いま会社でこういうことを発信したいというところを15秒にまとめて、動画として配信するサービスになっています。
森本毅郎スタンバイ!

「コトレボ」公式サイトから

これは学生向けに社長が会社をアピールするサイトなんですが、就職活動の際に、最終面接まで行かないと社長に会う機会がなく、いきなり社長に合うと学生側が緊張してしまう。そんな状況を少しでも緩和させようという目的で、15秒で社長の話が聞ける「コトレボ」というサイトを開発したそうです。

ただ、ここに登場する社長の皆さんは、最初から15秒にまとめてお話するわけではありません。ある企業の社長からは「15秒で語れるほどうちの会社は軽くない!」と言われたこともあったそうで、15秒動画の取材になんと2時間ほどかかったそうです。

★テレビCMも15秒

そうした社長を説得して、納得してもらったうえで15秒動画制作をしたそうですが、ではどのように説得したのか?再び立石さんのお話です。

第二制作株式会社・代表取締役 立石賢司さん
「『テレビCMだと15秒ですよね。15秒で魅力は伝えきれているところが今の流れではないでしょうか。社長も15秒で魅力を伝えられるはずなんですよ。15秒に圧縮する努力をしてみませんか』と言うと大体納得いただけました。テレビCMは今、15秒が単位なんだと
森本毅郎スタンバイ!

「15秒」は長すぎず、短すぎない

何でもかんでも短くするために15秒にしていたわけではなく、15秒はテレビCMという形で暮らしの中に馴染んだリズムだったんですね。そうしたこともあって、15秒動画が一気に広がっているようです。

ちなみにコトレボのサイトでは、15秒で興味を持ってもらえた場合は、じっくり話を聞けるように企業のホームページに行けるようにリンクが貼ってあるそうです。

田中ひとみ

田中ひとみが「現場にアタック」でリポートしました!