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公園で中国語を使って、気軽に日中交流「漢語角」▼人権TODAY(2019年7月20日放送分)

人権TODAY

毎週土曜日「蓮見孝之 まとめて!土曜日」内で放送している「人権トゥデイ」。
様々な人権をめぐるホットな話題をお伝えしています。
今回のテーマは・・・公園で中国語を使って、気軽に日中交流「漢語角」

 

担当:崎山敏也

 

東京・池袋の西池袋公園では、毎週日曜日、14時過ぎから「漢語角」という集まりが開かれています。「漢語角」とは中国語のコーナー、中国語で話すサロンといった意味で、参加費は無料。気軽に集まって、自己紹介し、中国語と日本語で自由に語り合います。
 
「漢語角」を始めたのは、日中関係の書籍を出版する日本僑報社の段躍中さん。自宅近くの公園で、12年前、2007年8月に始め、7月14日でちょうど600回を迎えました。

日本僑報社主催の作文コンクールに協力してきた、元中国駐在大使の宮本雄二さんは「段躍中さんは、ここの活動を通じて、日本と中国の関係改善、感情の改善を望んでいる。そのための活動を続けてきました。彼みたいな人は日本人の中にも少ない、中国人の中にも多くはない」と話し、600回続いたことを祝いました。
また、作文コンクールの日本語部門で一等賞を受賞し、湖南省長沙に住む張君恵さんは「ネットだけでなく、やっぱりこういう風に会って、握手してほんとに声を伝えて日本と中国、自分ができることからまず仲よくしようという形で、いま、段先生の漢語角を見習って長沙で日本語サロン、日語角をやってます」と話します。

池袋の「漢語角」も普段から「日語角」でもあります。どんな人が来ているのか、一週間前の7月7日にも訪ね、まずは日本人に聞いてみると、ある男性は「私は5年ぐらい前から参加してます。語学好きなんですよ。高校の頃はエスペラントやったりして。会社退職してから、中国語もやろうかなと思って。中国語のネイティブがこれだけ集まるのはなかなかないですねえ」と話します。
また大学の先輩後輩同士という女性たちがいて、先輩の女性が「半年ぐらい前からです。文化交流したいから。近く短期留学行くので、中国って、外国企業でも全部中国語に変えちゃうんで、それを見つけてきたいです」と話すと、後輩の女性は「誘われたんですよ。中国人ともっと中国語で会話したり、日本語でもいいから、中国の情報をほしいならこういうところでやったほうがいいよと言われて。中国人といっぱい会話できる場所です」と話していました。
 

一方で、日本に留学して来たばかりの時から参加していて、いまは日本で働いている、という中国人男性は「日本語勉強したくて、ここにきて、友達作って、 休みの日とか一緒にカフェとか行って教えてもらったり、その代わりに僕中国語を教えたり。最初日本に来て全然わからないからすごく大変でした。ここにきてから、友達できたから、日本語だんだんしゃべれるようになりました」と話していました。時には、池袋に泊まっている、中国人観光客も「買い物以外の交流を」と参加することもあるそうです。
 

日中の政治関係の状況に関わらず、休まず続いてきた「漢語角」ですが、段さんが仕事で忙しい時は、参加者がボランティアで、開催の連絡や、出席者の取りまとめなど運営を手伝ってきました。段さんは「顔の見える交流。無料で誰でも参加できる、定期的に。雨にも風にも負けずやるようなスタイル。

12年間続いたのは皆さんの参加、皆さんの協力がなければここまでこれないですね。いま政府レベルではよくなっているといわれていますが、実際、民間レベルはまだまだ感情は複雑です。そのため、この活動は700回、800回、目標は1,000回続けていこうかなと」話していました。

こういった地道な取り組みが、日中の関係を少しずつ作っていくのでしょう。

http://hyj.duan.jp/

東京・池袋の「漢語角」は、毎週日曜日、午後2時から午後5時。
西池袋公園で開かれています。