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【若狭湾の日】若狭町・水月湖の下のタイムマシン!「福井県年縞博物館」が想像以上に面白い!

若狭湾の日

TBSラジオ「爆笑問題日曜サンデー」(日曜午後1時~)で毎月放送されている、「若狭湾の日」。福井県・若狭路の話題が盛りだくさんの内容です。

6月30日(日)の放送では、若狭町の名物、鰻の話題で大いに盛り上がりましたが、ここには、ほかにも注目されているものがあります。それは、「福井県年縞博物館」。
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年縞(ねんこう)って??? そう思う方も多いことでしょう。それもそのはず、2018年1月に「広辞苑」に収載されたばかりの、日本ではまだまだ新しい言葉。「年縞」とは、湖沼などに堆積した層が描く縞模様の堆積物のことで、1年に約0.7ミリの厚さで層が形成されています。

なぜ縞模様になるかといえば、季節によって異なるものが堆積するため。春~秋にはプランクトンの死骸などの暗い層、晩秋~冬には黄砂や鉄分などの明るい層というように、明暗の層が交互に堆積するので、バームクーヘンのような縞模様となるわけです。

その縞を調べれば、その当時の植生の移り変わりが分かり、さらにそこから、気候や環境までも知ることができる年縞は、いわば「地球の履歴」。考古学や地質学などさまざまな研究に活用されています。

ヨーロッパにはいくつかの年縞がありますが、若狭町の水月湖(すいげつこ)で考古学の研究のためにボーリング(掘削)した際に偶然に見つかった年縞は、世界びっくりレベルの45m(7万年分)! この長い縞模様のなかには、過去の大地震や洪水、気候変動痕の跡が淡々と刻まれています。

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なぜ水月湖にこれほどの年縞が残されていたかといえば、直接流れ込む河川がない地形や、湖底に堆積物をかき乱す生物がいないことなど、自然条件が重なったため。こうしたケースはとても珍しく、世界じゅうの研究者に大注目されています。

そんな水月湖のドラマチックな年縞をテーマにしたミュージアムが、「福井県年縞博物館」。「年縞って難しそうだな~」と思いながら入ってみると、意外や意外。水月湖からボーリング(掘削)した年縞の実物を45mのステンドグラスにした展示に圧倒されます。

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現在から過去へ、7万年の時をさかのぼれば、地球のこと、私たちが生きる環境のことにあらためて気づかされ、はっとしてしまいます。

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年縞をモチーフにした外観もさることながら、併設の「カフェ縞」も素敵です。年縞をイメージした「年縞サンド」は、見た目もインパクト大。竹炭入りの黒いパンと、アボガドやスモークチキン、卵、クリームチーズなどたっぷりの具が年縞を髣髴とさせる、ユニークなメニューです。

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さらに、パンに刺したストローを引き抜くと……水月湖からボーリングされた年縞のごとく、中からきれいな縞模様の具が出てくるというサプライズも。

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そのほか、コーヒー鑑定士が焙煎した豆をフレンチプレスで抽出する「年縞コーヒー」も人気。三方湖を一望する席でおいしいコーヒーを飲みながら、7万年の歴史に思いを馳せる。そんなのんびりとした時間も、なかなか贅沢です。

福井県年縞博物館
http://varve-museum.pref.fukui.lg.jp/