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オンラインでオーダースーツ。「FABRIC TOKYO」代表取締役 森雄一郎さん

ACTION

毎月、最終金曜の午後5時からは、自らACTIONを起こし、新たなサービスで世の中に新提案をする起業家・経営者の方々をお迎えする、INNOVATIVE ACTION。そのアイデアや、実現したい未来を伺っていきます。

今回は、株式会社FABRIC TOKYOの代表取締役・森雄一郎さんです。

森さんは、現在33歳。大学時代から国内外のファッションウェブメディアを立ち上げ、学生時代からパリコレやミラノコレクションの取材。卒業後はファッションショーのプロデュースなどをされ、その後、ベンチャー業界へ。フリマアプリ「メルカリ」の立ち上げにも参加。そして、ご自身が洋服のサイズに困っていた経験から、2014年に、カスタムオーダーの「FABRIC TOKYO」を立ち上げ。

幸坂:森さん、かなり身長が高いですが、それでサイズに悩まれていたのですか?

森 :そうですね、身長も186センチぐらいあるのですが、腕が長いのが長年の悩みで、それで洋服がなかなか合わないというのが今の事業に繋がるきっかけですね。

幸坂:大学時代はどんなことを学んでいらっしゃったのですか?

森 :地方の大学の工学部で。理系で、建設とか構造建築とかを勉強していました。

幸坂:そこからファッションウェブメディアを大学時代に立ち上げたんですね!?

森 :親が聞いてたら言い辛いんですが…、あまり授業も出ずに自分でメディアを運営したり、海外にフラフラ遊びに行ったり、時には取材をしたり、そんな大学生でしたね。

幸坂:自由に活動されていたんですね…。

そんな森さんの会社「FABRIC TOKYO」は、2014年にオンラインから生まれたビジネスウェアーのアパレルブランド。

現在、関東と関西で12店舗運営していて、今日26日には京都に1店舗がオープン。客は、まずこの店舗に行き、プロによって採寸。そのデータがサイト上に登録され、オーダースーツやオーダーシャツを簡単にスマートフォンなどで購入できる。全国様々な場所で縫製工場と提携し、客のニーズに合わせて1点1点丁寧に縫製して自宅まで届ける。

幸坂:改めて、実際注文しようと思ったら、どういう流れになるのですか?

森 :予約される方、されない方もいらっしゃいますが、1度お店に来ていただいて、弊社のプロのコーディネーターと呼んでいるスタッフが、お客様の採寸を致します。身体のサイズを測ったり、お客様の好みを聞いたりですね、「丈が長いのが好き」だとか「スリムめが好き」とか言って頂いて。通常だとその場でオーダー頂くと思うのですが、「FABRIC TOKYO」の特徴として、そのデータがサイトに登録されるので、その場で買って頂かなくても、自宅に帰ってからいつでも買えるという便利なところがあります。

幸坂:一度採寸してしまったら、いつでも注文できるということなんですね。

森 :仰るとおりです。深夜帯に購入されるビジネスマンの方が結構多くて。日中忙しくて、なかなか買い物に行けないという方々に便利に使って頂けています。

幸坂:なるほど。その採寸をしてからスーツが届くまで、どのぐらいの期間がかかりますか?

森 :目安として4週間ぐらいで納期を持ってもらっています。

幸坂:オンラインで買うというと、生地感が分からないと不安だと思う方もいらっしゃると思うのですが、その辺りはどうですか?

森 :実はオンライン上でも、10個まで、はがきサイズの生地サンプルのカードを注文できるので、無料で自宅まで送っているので、店舗にもう1度来なくても注文が完了できる利便性があります。

幸坂:じゃあパソコンとかで「このスーツの生地良いな」と思ったら、頼むと10種類見られるってことなんですね。実店舗は、どういう役割になるのですか?

森 :”売らない店舗”と定義してまして。あくまでもプロのコーディネーターがお客様の接客をして、採寸のデータを登録をするところ。あとは、我々のブランドの世界観に触れて頂いたり、生地に触れて頂くような体験のスポットという定義をしていますね。テイラーとかに行くと、1時間2時間接客されて、ちょっと買わないといけないプレッシャーを感じてしまうお客様もいらっしゃるかと思うのですが、「ものを売りません」と言っているので、そういった強制感はなく、気軽に「採寸だけでも、相談だけでも来て下さい」といった手軽さは感じられるかなと思います。

幸坂:散々試着したあと買わないとなると、ちょっと罪悪感もありますからね。

森 :ただ、数万円のお買い物ですので。我々は3万円代からオーダースーツの上下を作ることが出来るのですが、金額は手頃と言って頂いてるのですが、数万円のお買い物なので、ちょっと考えたいというのはありますよね。そういったところでも、まずはデータだけ登録して、あとから自宅でスマートフォンで買えるのは良いというのはお客様から頂ける声としては多いです。

幸坂:考える時間が取れるのは良いですよね。一度採寸したけど体型が変わったなと思ったら、もう1回サービスを受けられたり出来るんですか?

森 :1〜2割の方は、ジムに通って筋肉がついたとか、食べすぎて太っちゃったとかですね、採寸し直しに来る方々もいらっしゃいます。そういった方々も全然ウェルカムなので、気軽にご相談下さいというスタンスです。

幸坂:好みのことも聞いて下さるということだったのですが、例えばお腹周りを隠したいといった悩みも受け入れて下さるんですか?

森 :もちろんです。あとは、オプション料金が必要なんですが、サイドのアジャスターを付けることが出来ます。ウエストのサイズを調節出来るアジャスターがあるんですが、最近私も体重変動が激しいので、利用しています、オススメです(笑)

幸坂:そもそも森さんは、アパレル業界のどういう点に、問題意識を持っていらっしゃったんですか?

森 :私はアパレル業界に身を置いたこともあるんですが、一つは結構アナログで、IT化が進んでいない業界だと当時は思っていました。私が5年前にこの事業を始めた頃は、ITをしっかり使ったアパレルブランドを作れたら、業界にインパクトを出せるんじゃないかと思ってスタートしたんですね。あと、皆さん仰るのが、「どのお店行っても似たような服置いてるよね」と。ショップごとの特徴が薄れているのがあるかなと思っていて。その中で我々は1つ1つお客様の要望に合わせて、オーダーメイドの完全オリジナルのものを作り、オリジナリティがある洋服を提供しているところを目指して問題解決しようとしています。

幸坂:同じようなサービスを提供している企業もあると思いますが、その中でも「FABRIC TOKYO」が成功しているのは、どんなことが要因だと思いますか?

森 :我々も5年間ぐらい運営してきましたが、時間がかかるなと思いまして。まずはお客様の満足度をしっかり捉えて、やり切ること。そして、我々はお客様とオンラインでやり取りしているので、ウェブアンケートなどでフィードバックをたくさん頂けるんですね。そのお客様の声を活かして、サービスやブランド、商品などにどんどんフィードバックしていく、そのスピードがすごく重要じゃないかと思っていまして、そこを強化していきたいなと思っています。

幸坂:今後、もっと、こんなことをしていきたい という目標はありますか?

森:私達のブランドのコンセプトが「FIT YOUR LIFE」と言ってまして、世界中の方々に日本発のブランドとして使って頂きたいと思っているんですね。我々は5年前に東京で生まれたブランドですが、今年から関西他全国展開をスタートしていますので、ゆくゆくは海外展開も見据えてやっています。また、今は男性ものだけですが、今年新しいプロジェクトで男性以外にも使っていただけるような商品ラインナップを増やしていきたいと思っています。

幸坂:楽しみにしています。INNOVATIVE ACTION。本日のゲストは、株式会社FABRIC TOKYOの代表取締役・森雄一郎さんでした。ありがとうございました!

森:ありがとうございました。