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「夏の青空に映える! アルゼンチン発メロウなシティポップ特集」(高橋芳朗の洋楽コラム)

ジェーン・スー 生活は踊る

音楽ジャーナリスト高橋芳朗さんによる洋楽コラム

「夏の青空に映える! アルゼンチン発メロウなシティポップ特集」

夏の青空に映える! アルゼンチン発メロウなシティポップ特集http://radiko.jp/share/?sid=TBS&t=20190726123645

radikoで放送をお聴きいただけます(放送後1週間まで/首都圏エリア無料)


【高橋芳朗】
本日はこんなテーマでお送りします。「夏の青空に映える! アルゼンチン発メロウなシティポップ特集」。

【ジェーン・スー】
ほう。アルゼンチンですか?

【高橋芳朗】
これまでさまざまなな国のシティポップを紹介してきましたが、今回は南米アルゼンチン編です。

【ジェーン・スー】
アルゼンチンとシティポップ……ちょっと距離がある感じがしてしまいますけどね。

【高橋芳朗】
そうですね。もうどんな音が出てくるかわからないでしょ?

【ジェーン・スー】
うん、ぜんぜんわからない。

【高橋芳朗】
ではさっそく始めてみましょうか。今年リリースされたもの中心に4曲紹介したいと思います。ちなみに歌詞はすべてスペイン語なります。

【ジェーン・スー】
よろしくお願いします。

【高橋芳朗】
1曲目はバンダロス・チーノスの「Tu Órbita」。「Tu Órbita」は直訳すると「あなたの軌道」という意味ですね。

【ジェーン・スー】
「Tu」が「君」「あなた」ですね。

【高橋芳朗】
そうです。この曲は4月にリリースされたニューアルバム『Bach』の収録曲。バンダロス・チーノスは2012年にブエノスアイレスで結成された6人組で、2014年にデビュー。これはおそらく2枚目のフルアルバムになります。特に南米色やラテン色があるわけでもなく、アルゼンチンにこれだけ王道なシティポップを演奏するバンドがいる事実に驚かれるかと。

M1 Tu Órbita / Bandalos Chinos

【ジェーン・スー】
これがラテンだとはぜんぜんわからないです。

【高橋芳朗】
知らないで聴いたらアルゼンチンのアーティストだとは思わないよね。

【ジェーン・スー】
我々が勝手に思ってるラテンのステレオタイプのイメージがありますけど、それとは違うこういうラテンもあるんだっていう気づきですね。

【高橋芳朗】
2曲目はインディオスの「Ritmo y Percepcion」。これは直訳すると「リズムと知覚」という意味ですね。5月にリリースされたアルバム『Besos en la Espalda』の収録曲です。インディオスは2009年にサンタフェ州ロザリオで結成された5人組。2013年にデビュー後、おそらくこれで通算3枚目のアルバムになります。このアルバムはマスタリングをフランスで行ったそうなんですけど、言われてみればタヒチ80だったりフェニックスだったり、フランスのインディポップに通ずるところがあるかなと。80’s要素の強いフェニックスといった感じでしょうか。

M2 Ritmo y Percepcion / Indios

【ジェーン・スー】
たしかに、リバーブのかかり方がフェニックスみたい。

【高橋芳朗】
では3曲目、3曲目はグリの「Cintas con vos」です。直訳すると「あなたにリボン」という意味。

【ジェーン・スー】
どんなアーティストですか?

【高橋芳朗】
グリはブエノスアイレス出身のシンガーソングライター。2016年にデビューして、おそらくこれが3枚目のアルバム。このアルバムのタイトルは『Yate』なんですけど、これは「ヨット」を意味するスペイン語で。

【ジェーン・スー】
なるほど。じゃあヨットロック的な音なんだ?

【高橋芳朗】
そういうこと。もろにヨットロック/AORな音楽性です。マイケル・マクドナルドがいたころのドゥービー・ブラザーズを彷彿させる曲ですね。

M3 Cintas con vos feat. María Pien / GULI

【高橋芳朗】
最後はイスラ・デ・カラスの「Despacio」。タイトルは「ゆっくり」という意味です。こちらは2018年9月にリリースされたアルバム『Chango』からのカット。イスラ・デ・カラスはシンガーソングライターのラウタロ・クーラのソロプロジェクトで、2016年にデビュー。これが最初のアルバムのようですね。この曲は「ゆっくり」というタイトル通りの曲調で、カリフォルニアあたりのバンドに通ずるレイドバックしたムードがありますね。

M4 Despacio / Isla de Caras

【高橋芳朗】
というわけでアルゼンチン産のメロウなシティポップを4曲聴いていただきました。どれも曲はもちろんジャケットのアートワークもめちゃくちゃおしゃれなんですけど、なぜかミュージックビデオは不穏な内容のものばかりで(笑)。

【ジェーン・スー】
いまYouTubeで見てるんですけど、イスラ・デ・カラスの「Despacio」はいろいろなカラーのムック、ガチャピンとムックのあのムックみたいなのが10体ぐらい出てくる。

【高橋芳朗】
グリの「Cintas con vos」に関しては完全にホラーですね。

【ジェーン・スー】
うん、音と絵がぜんぜん違う。これはぜひ皆さんにも見てほしいですね。

【高橋芳朗】
ですね。ミュージックビデオも併せてお楽しみいただけますと!

―― ◇ ―― ◇ ―― ◇ ―― ◇ ―― ◇ ―― ◇ ――
当ラジオ番組では「日々の生活に音楽を」をコンセプトに、音楽ジャーナリスト・高橋芳朗さんによる洋楽選曲を毎日オンエア。最新1週間のリストは以下です。

7/22(月)

(11:11) Samurai / Djavan
(11:28) Velhos Surfistas Querendo Voar / Marcos Valle
(12:13) Escorpiao / Carlos Dafe
(12:51) Maria / 加藤和彦

7/23(火)

(11:05) I Say a Little Prayer / The Anita Kerr Singers
(11:24) Make it Easy On Yourself / Connie Francis
(11:34) Do You Know the Way to San Jose / Paper Dolls
(12:12) What The World Needs Now Is Love / Barbara Acklin
(12:23) The Look of Love / Rita Reys
(12:50) 恋よさようなら / ザ・ピーナッツ

7/24(水)

(11:05) Let’s Ride / Roger Nichols & The Small Circle of Friends
(11:25) Too Young To Be One / The Turtles
(11:36) All I Ask / The Innocence
(12:13) It Doesn’t Matter Anymore / The Cyrkle
(12:50) Always You / The American Breed

7/25(木)

(11:05) Eastern Standard Time / Don Drummond
(11:25) I Shall Remove / Laurel Aitken
(11:36) We’ll Meet / Roy and Millie
(12:13) I Am Holding On / Lord Tanamo
(12:24) No Raise, No Praise / Derrick Morgan
(12:50) Enjoy Yourself / Prince Buster

7/26(金)

(11:04) She’s a Super Lady / Luther Vandross
(11:28) Here I Am / Dynasty
(11:36) Steal Your Heart / Slave
(12:12) Caught Up / Brothers Johnson