お使いのOS・ブラウザでは、本サイトを適切に閲覧できない可能性があります。最新のブラウザをご利用ください。

放送中

放送中


  • 放送ログ
  • 音声あり

「トロピカルなポップスで猛暑を吹き飛ばそう! ドクター・バザーズ・オリジナル・サバンナ・バンドと『サバンナ・バンド歌謡』特集 Part 2」(高橋芳朗の洋楽コラム)

ジェーン・スー 生活は踊る

音楽ジャーナリスト高橋芳朗さんによる洋楽コラム

「トロピカルなポップスで猛暑を吹き飛ばそう! ドクター・バザーズ・オリジナル・サバンナ・バンドと『サバンナ・バンド歌謡』特集 Part 2」

【高橋芳朗】
本日はこんなテーマでお送りします。「トロピカルなポップスで猛暑を吹き飛ばそう! ドクター・バザーズ・オリジナル・サバンナ・バンドと『サバンナ・バンド歌謡』特集 Part 2」。去年の9月7日に放送して好評だったサバンナ・バンド歌謡特集の第二弾です。1970年代に活躍したドクター・バザーズ・オリジナル・サバンナ・バンドに影響を受けたJ-POPや歌謡曲を一緒に聴いていきましょう。そうそう、今日はこれからかなり暑くなるらしいということで。

【ジェーン・スー】
そうなんだよね。33度ぐらいまで上がるっていう。

【高橋芳朗】
明日も暑いみたいですからね。暑気払いにもってこいなトロピカルな曲をたっぷりご紹介したいと思います。まず、改めてドクター・バザーズ・オリジナル・サバンナ・バンドについて簡単に説明しておきましょうか。ドクター・バザーズ・オリジナル・サバンナ・バンドは、シンガー/プロデューサーのオーガスト・ダーネルが中心になって結成したニューヨークはブロンクス出身のバンド。1970年代半ば、当時流行していたディスコサウンドにビッグバンドジャズやカリブ音楽などをミックスしたノスタルジックでトロピカルな音楽性で人気を博しました。早速その代表曲を聴いてみましょう。

M1 I’ll Play the Fool / Dr. Buzzard’s Original Savannah Band

I'll Play The Fool (Digitally Mastered - August 1988)

【ジェーン・スー】
すごい! こっちが日本の歌謡曲みたい!

【高橋芳朗】
フフフフフ、確かにね。このドクター・バザーズ・オリジナル・サバンナ・バンドは実質的な活動期間は3年程度でしたが、彼らが編み出したサウンドが日本の歌謡曲やポップスにめちゃくちゃ大きな影響を与えていて。それが俗に言う「サバンナ・バンド歌謡」ということですね。では、ここからはそんなサバンナ・バンド歌謡を3曲紹介します。1曲目は数々の洋楽カバーでおなじみ、麻倉未稀さんの「トロピカーナパラダイス」。1983年の作品です。彼女の通算4枚目のアルバム『HIP CITY』の収録曲。浅倉さんというとテレビドラマ『スチュワーデス物語』の主題歌としてカバーしたアイリーン・キャラの「Flashdance…What a Feeling」で知られていますが、これはその直前にリリースした曲です。

【ジェーン・スー】
ほう!

【高橋芳朗】
編曲を手掛けているのは清水信之さん。EPOさんの「DOWN TOWN」や竹内まりやさんの「不思議なピーチパイ」などでおなじみの方ですね。数あるサバンナ・バンド歌謡のなかでもかなり上位にくる出来だと思います。

M2 トロピカーナパラダイス / 麻倉未稀

HIP CITY

【ジェーン・スー】
すごいね! もう「83年!」っていう感じの音色。

【高橋芳朗】
当時はこういう曲がいっぱいありましたね。

【ジェーン・スー】
アニメの主題歌っぽさもあるね。

【高橋芳朗】
続いては1980年代のシティポップを代表するシンガー、山本達彦さんの「MON AMOUR」。1985年の作品です。こちらは当時オリコンチャートで4位まで上昇したアルバム『MEDITERRANEE』の収録曲。この曲はサバンナ・バンド歌謡でもあるんですけど、どちらかというとオーガスト・ダーネルによる別プロジェクト、エルボウ・ボーンズ&ザ・ラケッティアーズの「A Night in New York」のオマージュですね。イントロのホーンセクションが田原俊彦さんの「ハッとして!Good」にそっくりで、実はトシちゃんの曲もサバンナ・バンドの影響を受けていることがわかるんじゃないかと思います。

M3 MON AMOUR / 山本達彦

MON AMOUR

【ジェーン・スー】
豪華ですねー。堀井さんが突然「これ、姉が聴いてた!」って。

【堀井美香】
そう、この名前を見て思い出しました。カセットテープの背中に書いてあったなって。

【高橋芳朗】
おしゃれなお姉さんですねー。

【ジェーン・スー】
うん、本当にゴージャス。ステッキを持ってシルクハットをかぶりながらオープンカーに乗ってるイメージ。

【高橋芳朗】
フフフフフ、このボーカルのダンディっぷりね。

【堀井美香】
山本達彦さん、イケメンなんですよね。すごく覚えてる。

【高橋芳朗】
最後は比較的最近リリースされたサバンナ・バンド歌謡です。クニモンド瀧口さんのソロプロジェクトになる流線形と、沖縄出身のシンガーの比屋定篤子さんのコラボによる「ムーンライト・イブニング」。2009年の作品です。この曲はアルバム『ナチュラル・ウーマン』に収録されているんですけど、大貫妙子さんや八神純子さんのカバーなどと並んでいてもなんら遜色のない今様シティポップの傑作と言っていいかと。ニューミュージック寄りのサバンナ・バンド歌謡といった趣がありますね。

M4 ムーンライト・イブニング / 流線形と比屋定篤子

ムーンライト・イブニング

【ジェーン・スー】
こちらは涼しげな夕方の風を感じさせるような曲。シティポップ感もありましたね。

【高橋芳朗】
うん、夕暮れに冷えたワインでも飲みながら聴くとばっちりなんじゃないでしょうか。とういわけでサバンナ・バンド歌謡、まだまだたくさんあるので夏の恒例企画にしていきたいと思います!

―― ◇ ―― ◇ ―― ◇ ―― ◇ ―― ◇ ―― ◇ ――
当ラジオ番組では「日々の生活に音楽を」をコンセプトに、音楽ジャーナリスト・高橋芳朗さんによる洋楽選曲を毎日オンエア。最新1週間のリストは以下です。

8/12(月)

(11:11) Kokomo / The Beach Boys
(11:25) This Is Love / George Harrison
(11:40) Calling America / Electric Light Orchestra
(12:10) Everywhere / Fleetwood Mac
(12:20) You Can Call Me Al / Paul Simon

8/13(火)

(11:07) Summer Breeze/ Seals & Crofts
(11:24) You’re So Vain / Carly Simon
(11:36) Razor Boy / Steely Dan
(12:11) It Doesn’t Matter / Stephen Stills
(12:23) Muskrat Love / America

8/14(水)

(11:06) Is This Love? / Bob Marley & The Wailers
(11:24) This Land Is for Everyone / The Abyssinians
(11:37) Love Me Always / Dennis Brown
(12:14) Country Living / The Mighty Diamonds
(12:24) In Love With You / The Heptones

8/15(木)

(11:12) Summer Soft 〜今はひとりぼっち〜 / Stevie Wonder
(11:36) Joeys / Natalie Cole
(12:14) Ridin’ High / Tavares
(12:24) Daylight / Bobby Womack
(12:51) シンガプーラ / 加藤和彦

8/16(金)

(11:03) Let’s Groove / Earth Wind & Fire
(11:37) Too Tight / Con Funk Shun
(12:13) Get Tough / Kleeer