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親子で学ぶ「SDGs」▼人権TODAY(2019年8月24日放送分)

人権TODAY

毎週土曜日「蓮見孝之 まとめて!土曜日」内で、8:20頃に放送している「人権トゥデイ」。様々な人権をめぐるホットな話題をお伝えしています。

世界を変えるための17の目標「SDGs」

「SDGs」(エスディージーズ)という言葉を目にしたことや耳にしたことはありますか。これは「Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)」の頭文字を取ったもので、2015年に国連が掲げた国際社会共通の目標です。

「貧困をなくそう」「飢餓をゼロに」「すべての人に健康と福祉を」「質の高い教育をみんなに」「ジェンダー平等を実現しよう」「安全な水とトイレを世界中に」など、こういった大きなくくりとして17個のゴール=目標で構成されています。地球上の誰一人として取り残さないことを目指して、先進国と途上国が一丸となって2030年までに達成すべきとしています。

自分でもできることがある

そのSDGsに関する子供向けのイベント『親子で学ぶSDGs-きみの得意技で世界を変えよう-』が、8月21日に行われました。イベントを開いたのは、世界中で支援活動をしている「AAR Japan(難民を助ける会)」で、自分の得意なことや好きなことでSDGsの目標達成に貢献できることを、ワークショップを通じて学ぶというものです。取材に訪れた時には20人ほどの小学生が参加していました。

このワークショップでは、5~6人のグループに分かれた子どもたちが、読書やお絵描き、書道などのイラストが描かれたカードの中から自分が得意なものを選び、そんな自分の得意技を使って、世界で起きている問題に対して何ができるかを考えて発表しました。

得意技で何ができるか考える

難民キャンプについて考えた子どもたちは・・・?

━━(司会)どんな得意技を持っている子がいて、どんなアイディアが出ましたか、発表してください。
(「お絵描き」を選んだ子ども)「絵を使いながらシリアなどの国の人の生活を描いて本を作る」
━━漫画でもいいかもね。
(「読書」を選んだ子ども)「読み終わった本を売って、お金を寄付してもらってそのお金を渡す」
━━地道なアイディアですね。
(「書道」を選んだ子ども)「半紙に困っている人たちのことを書いて世界に広める」
━━新しいかも。書道って普通そういうこと書かないもんね。非常に面白いアイディアだと思います。

他にも「工作」が得意という子からは、悲しい気持ちの人が明るくなれるような看板が作れるんじゃないかとか「スポーツ」が得意という子は、ルールを知らない人たちに知ってもらって楽しく過ごせるようにしたいというアイディアもあがりました。また、保護者の大人チームからも大人ならではのアイディアが多く出されました。

グループごとに考えたことを発表

他人事ではなく自分事として

保護者の感想

●子どもの自由研究で子ども新聞にSDGsが載っていて、もっと調べようと思ってインターネットで見てた時に、たまたま知りました。
●娘が「世界が平和になるにはどうすればいいか」という質問をしてきて、自分の力で考えるいい機会になったと思います。
●大人は大人なりにいろんなアイディアが出ますし、子どもも子どもじゃなかったら考えつかないようなことを思いついてくれたので、とても楽しかったです。
●SDGsは以前から知っていたんですね。子どもたちにも知ってもらいたいなと思ったんですけど、どうしても他人事になってしまってるところがあって。子どもたちも他のお子さんたちと一緒に話し合ったりとか、そういったことで自分事に少し近づけたんじゃないかなと思って、すごく参加してよかったなと思いました。

司会を担当したAAR Japanの穂積武寛さん

問題の大きさとそれについて自分が何かできるかと言われて、戸惑いはみんなから感じた。それは大人も感じるんです。世界のこれだけの大問題をどうしろというのだと。でも、まさにそこがSDGsの肝なところで、こういう問題は世界で全部共通しているはずだと。みんなで協力して何とかしなきゃいけない。日本でもこのSDGsは有効な考え方なので、これを自分事としてとらえる、それを世界に広げていく。何となくメッセージは伝えられたのかなとは思います。

世界にはこんなにもたくさんの問題があるんだということ、そして、自分の得意なことが何かの役に立つ可能性があるということ、まさに他人事ではなく、自分のこととして気づけたことは大切ですね。

(担当:進藤誠人)

■AAR Japan 難民を助ける会
https://www.aarjapan.gr.jp/