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おすすめラジオクラウド ジェーン・スー悩み相談「InstagramのPR投稿のモヤモヤ」

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こんにちは。文字起こし職人のみやーんです。僕が選んだラジオクラウドのおすすめコンテンツを紹介するコーナーの第54回目。
今回は『ジェーン・スー 生活は踊る』の悩み相談コーナーの中から「InstagramのPR投稿のモヤモヤ」です。

女性の相談者の方からの「かわいい女の子たちを見るのが楽しくてInstagramをしていたが、PR投稿で得る広告収入の額を知ってから純粋に楽しむことができなくなってしまった」というお悩みに対して、ジェーン・スーさんが回答していました。


杉山真也:今日の相談通算1474件目のお悩み。ラジオネーム「さくぴー」さん。女性からの相談です。「スーさん、杉山アナウンサー、こんにちは。スーさん大好きなさくぴーと申します。私はインスタでかわいくて素敵な女性の写真を見るのが大好きです。友達と繋がるツールというより、かわいい人たちを見るために使っています。しかしある日ふと、『たまにPR投稿を見るけど、この人たちはこれを投稿したらいくらぐらいもらえるのかな?』と気になりググってしまいました。

そこで想像以上の額を知ってしまい、PR投稿を見るたびフォロワー数を確認し、『フォロワーがこれぐらいっていうことは、このひとつの投稿でウン十万円か……』といちいち確認するようになってしまい、あまり純粋に楽しめなくなってしまいました。土曜夜の『相談は踊る』の時代にスーさんが『SNSのイラつく投稿はイライラエンターテインメントとして楽しもう』と話していたと思うのですが、今回はまた種類が違います。どうやったらもう一度、純粋な気持ちでインスタを楽しめるようになるのでしょうか? どう思いますか?」。

ジェーン・スー:うーん……。これ、PR投稿についてご説明しましょう。

杉山真也:私、知りませんでした。PR投稿っていうのは。

ジェーン・スー:InstagramというSNS、ありますね。主に写真を載せて、生活を切り取ったりとか。「インスタ映え」なんて言われるあれですけど。あれでハッシュタグで「#PR」って書いてある投稿があるんですよ。そういうのっていっぱいハッシュタグがついてるんですけど。「#PR」っていうのは「これは宣伝ですよ。お金をいただいてこの商品を宣伝していますよ、ここで」っていうことを明確にしてるハッシュタグなんです。昔はそれがなくて、この人が本当にその商品を使ってるのか、それともお金をもらって勧めているのかが分かんなくて、ちょっと混乱があったんですけども。最近はもうほとんど「#PR」とついていたら……まあ本当にその人が好きで勧めているのもあるんだろうけど、お金も発生してるよっていう。まあ、CMみたいなもんですよね。

杉山真也:ブログとかでも昔から、ありましたよね?

ジェーン・スー:そうそう。それのことを言ってるんだと思うんですけど。調べちゃったのね。かわいい人たちだけを見るために使っていたのに、調べちゃったのね、これね。

杉山真也:いくらぐらい貰ってるのかな?っていう。

ジェーン・スー:このひとつの投稿でいくらか? これ、1フォロワーいくらみたいな感じでだいたい金額があるので。それでフォロワー数をかけちゃったんだろうね。「1フォロワー2000円とすると……」「1フォロワー3000円すると、この人は17万人だから……」とか。「これぐらいかな?」とか。

杉山真也:えっ、それ、ものすごい額になりません?

ジェーン・スー:なりますよ。「1万人だから……」という人もいるしね。だから小さい会社がやってたり、大きい会社がやっていたりっていうので違うと思うんですけど。まあ「#PR」って書いてあると……。でもさ、ここがそもそもなんですよ。「かわいくて素敵な女性の写真を見るのが大好きです」って書いてあって、それに対していくらもらえるのかっていうのが気になってしまい、楽しめなくなっちゃったということでしょう? これ、どういうことかっていうと、「私は楽しいきれいな女の子のきれいなところだけ見ていたいのに、結局小銭を稼いでるのか?」みたいなことが嫌になっちゃったわけでしょう? もうさ、そういうのやめようよ? きれいな女の子も明日、ご飯を食べていかなきゃいけないの!

杉山真也:ああーっ! 現実的な発言。でも、おっしゃる通りですね。

ジェーン・スー:だから、もう「#PR」に関しては「ああ、宣伝なんだな」って。途中に入ってくるCM感覚で。結局その商品がどうのじゃなくても、かわいい顔して「ああ、この角度で写っているこの子、かわいいな」とかさ、「ああ、この服、すごいかわいいな」っていう、別の見方もできるわけじゃないですか。だからいちいちPRで「このひとつの投稿でウン十万円か……」とか言ってないで。現実を……人はお金を稼がないと生きていけないんです! かわいいだけでは生きていけないんです!っていうことを。

なんて言うんだろう? タレントさんとかモデルさんとかも、みんなやっぱり「きれいなところを出して、それ以外のところは隠して」みたいなことを言われるじゃないですか。昔から。「アイドルはおならをしない」とかさ、そういうのはありますけども。もうね、時代が変わっちゃってこういうSNSがある段階で、とにかくどこまでさらけ出せるか? ひたすらさらけ出せる人の方がいま、人気はあるわけですよ。アメリカのラッパのカーディ・Bとかもそうですけど。

まあ、時代はまた変わってくると思いますが、PR投稿することとさらけ出すことがどこまでイコールかはわからないけれども、ただ少なくと見てる人には「これは宣伝でお金を貰ってやってますよ」っていうことは正々堂々と本人も言ってるわけで。そこに対してなんか「いやー、もっと純粋な子だと思ってたな」みたいなことなのか、「いやー、こういうことはしない子だと思ってたな」みたいなことなのか。だとしたら「あなたはこの子になにを期待してるんだ?」っていう話じゃないですか。

杉山真也:ええ、ええ。

ジェーン・スー:あとね、一瞬にして「この投稿でウン十万円か……」みたいな気持ちが飛ぶ資料をご用意しました。私がよく読んでるWebサイトのフロントロウという、私が大好きなアメリカのエンターテイメントのゴシップばかりを集めたサイトがあるんですよ。このフロントロウが2018年12月に投稿している記事でございますが。海外のセレブリティがInstagramで1回投稿するたびに、一体いくら稼いでるのか? その稼ぎっぷりがわかるっていうことで。なんかどこかが調べた資料かなんかがあったんですね。アメリカのHopper HQっていうところが発表した2018年の「インスタグラム長者番付」のトップ10ということで。

https://front-row.jp/_ct/17234100

ジェーン・スー:これね、1回投稿よ。いいですか? 1回投稿するたびにいくら稼いでるのか? このフロントロウによると、カイリー・ジェンナー。ご存知ですか?

杉山真也:知りません。

ジェーン・スー:キム・カーダシアンの妹です。キム・カーダシアンというリアリティスターがいるんですけども。あの、このトップ10のうち半分がキム家なんですけども。これ、完全に。

杉山真也:「リアリティスター」って私、さっきちょっと調べたんですけども。アメリカで人気な一家がいて……?

ジェーン・スー:はい。「有名なことで有名」っていう皮肉があるんですけども。特になにかがあるというわけではないんですけども。キム・カーダシアンはラッパーのカニエ・ウエストの妻で、兄弟と姉妹がいて。その人たちのリアリティ番組がいま、すごい人気なんですよ。まあ、日本で言ったら『あいのり』ですごく人気が出た人とか、『テラスハウス』で人気が出た人みたいな感じの人たちが全員兄弟姉妹で……っていう。で、いまだにその人たちの番組が非常に人気があるみたいな。もうちょっと古い我々ぐらいの世代でたとえるなら、『元気が出るテレビ!!』に出てきた素人がずっと人気を持ち続けているみたいな、そういう風に考えていただければと思うんですが。

杉山真也:それのアメリカのセレブ版っていうことですね。

ジェーン・スー:はい。カイリー・ジェンナーさん、いま世界で最も稼ぐ30歳未満のセレブにもランキングされてますか、Instagramでの1回の投稿で彼女がもらうPR費……1億1000万円!

杉山真也:えええーっ!?

ジェーン・スー:おおう、心臓が……(笑)。

杉山真也:1億1000万円!?

ジェーン・スー:はい。これ、あくまでもこの資料によるとですけども。2位は歌手のセレーナ・ゴメス。9千万円! 3位、サッカー選手のクリスティアーノ・ロナウド。8300万円! カイリー・ジェンナーのお姉さんのキム・カーダシアンは1回あたり8000万円。ビヨンセは7700万円。俳優のドゥエイン・ジョンソンさんは7100万円。ということなんですよ。なので、もう数十万とか吹けば飛ぶような金額なんですよ。だからやっぱり、さくぴーさんはこの海外セレブを追いかけてほしい。で、海外セレブを追いかけることで、規模の経済みたいなのを見てほしいんですよ。国内で数十万でサプリをPRとかじゃなくて、もう規模の大きいところの億単位の話を見ると「数十万なんてかわいいな」って思えてくるんじゃないかなって。

杉山真也:ジャスティン・ビーバーさんがおよそ7000万円。つまり、「ピコ太郎さんの曲が大好きだ」と言った投稿はあれ、7000万円ぐらいの価値があるっていうことですね?

ジェーン・スー:そうです、そうです。あれ、「#PR」はついてなかったですよね?(笑)。でも、実際には7000万以上の価値があったじゃないですか、やっぱり。だからそういうことなんですよね。私、Instagram始めようかしら?

杉山真也:私も始めようかしら? 世界進出を目指そう!

ジェーン・スー:で、勝手にどんどん、たのまれてもいないのに「#PR、#PR……」って付けちゃおう(笑)。「ちょっと、宣伝しておいたんで、いくらから振り込んでもらえないですかね?」って……それじゃあ脅しだよ(笑)。

杉山真也:ああ、そうですか! そんな世界になっているんだ!

ジェーン・スー:なってないよ(笑)。勝手に宣伝してもダメ。SNSやブログが誕生してから、日常生活と広告宣伝というところの境目が曖昧になってきてるので、それ自体に対してその「かわいい女の子たちの写真を見るためだったのに……」っていう思いもわからんでもないけど。でも、そのかわいい女の子たちの写真をタダで見れる時点でやっぱりちょっとどこかに歪みがあるわけですよ。そこの子たちがかわいくなるためのお金っていうのをどこかで稼がなくちゃいけないわけで、それでPRをやっているわけなんで。

杉山真也:おお、なるほど。たしかに昔だったらかわいい子を見るんだったら写真集を買うとか、雑誌を買うとかしなきゃいけなかったりしたのに。

ジェーン・スー:そうそう。お金を払っていたじゃん? だって、バス停に置いてあったイスに「○○家具店」とか書いてあってさ、「宣伝が書いてあるからこのイスには座りたくない」っていう人なんて、いなかったでしょう? だからそうやって生活の中に広告とか宣伝っていうのは昔からいっぱい入ってたと思うんですけど。SNSだとどうしてもなんか、プライベートを切り売りしてるように見えるから、そこでPRが入ってくるとやっぱりちょっと嫌だな、みたいな気持ちになるんだと思うんですけど。「このひとつの投稿でウン十万円か」とかって言ってるゲスさは私、すごい好きですよ。そのゲスさを超えて楽しんでほしいなと思うんですよ。

杉山真也:フフフ、そうなんですね(笑)。

ジェーン・スー:やっぱり、どうやったらもっと楽しめるか?っていうことって、決してそこから避けることではなくて、それを突き抜けていくっていうのも純粋に楽しめる方法のひとつだと思うんですよ。だから「誰と誰がインスタグラマーは仲がいい・悪い」とか、「このインスタグラマーはYouTubeもやってて、YouTuberでこれぐらいやってる」とか、そういうのもどんどん見ていくと1日なんてもうあっという間ですよ! 本当に。アメリカのYouTuberゴシップとか本当に面白いんで!

杉山真也:ああ、そうなんですね?

ジェーン・スー:「どうなってんの?」っていうぐいらい。

杉山真也:スーさん、本当にYouTube熱が熱すぎて。本当に生活情報で1回、やってほしいぐらいなんですよ。

ジェーン・スー:いや、本当に。勝間和代さんのYouTube、めっちゃ面白いからね! カツマーのYouTube、超面白いよ! 1回私、うちのパートナーのおじさんに「これ、面白いから見てみ」って言われて。「ああ、そうなんだ」って見たらいきなり「えー、ヘルシオが2台ある生活はなぜ便利かというと……」って。「2台から始まるんだ!」みたいな(笑)。でもすごい頭脳が明晰だから、もう立て板に水のごとくウワーッてしゃべって。言っていることがでも全部わかるんですよ。理屈に合っていて。で、突然猫が出てきて「ニャー」とか膝の上に乗って、シューッていなくなっていったりしてすごいかわいいんですけども。

だから「インスタでかわいい女の子を見る」とかじゃなくて、もっともっと奥に奥に! メイクアップ動画を見るとか、海外の人たちのを見るとか。日本の人たちでもまだフォロワーが増えてない、若い芽を自分で見つけてきて。「あ、育ってきたな!」って。それでその子の初めてPR投稿を見たとしたらよ……フォロワー400人ぐらいのただの街のかわいい子だったのを、「この子は人気出るわ」って目をつけといてさ、その子がどんどんどんどんかわいくなって、フォロワーがどんどんどんどん増えていってさ、初めて「#PR」のマークをつけて投稿してごらんなさいよ? その時の喜び! 「ついにPR投稿ができるまでになったぞ! この子、育ったわ!」って。

杉山真也:「私、チェックをシていたわ!」っていうね。

ジェーン・スー:長峰由紀さんの言う「心の親方」ですよ。心のインスタグラマー親方ですよ。

杉山真也:新人のアナウンサーが初めて「#PR」がついたみたいな。

ジェーン・スー:そういうこと。それと同じで、もう嫉妬をしたりとか、ちょっと斜めに見るんじゃなくて、育てていく気持ち。そしてこの子もこうやってがんばっているんだなっていう気持ち。なんなら、たまにはPRを買ってあげるぐらいの気持ちで楽しんでいくのがいいんじゃないでしょうか?


カイリー・ジェンナーやキム・カーダシアンなど海外セレブの得るPR投稿収入を知ってしまうと、日本のインスタグラマーのなんて子供のお小遣いレベルですね(笑)。スーさんが提案するInstagramやYouTubeのより深い楽しみ方、すごく納得してしまいました。僕もこれから来そうなインスタグラマー、何人か探して心のインスタグラマー親方を目指したいと思います(笑)。

ジェーン・スー悩み相談「InstagramのPR投稿のモヤモヤ」

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