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  • コラム

【若狭湾の日】生誕百周年を迎えた若狭の作家、水上勉が建てた「若州一滴文庫」

若狭湾の日

爆笑問題の太田さんもファンという水上勉(みずかみ・つとむ)は、若狭が生んだ文豪。直木賞受賞作品の「雁の寺」をはじめ、数々のヒット作で知られています。

初めて水上勉の名が世間の人に知られるようになったのは、1948(昭和23)年、「フライパンの歌」がベストセラーとなったときのこと。彼を世に出した編集者は、音楽家・坂本龍一氏のお父さん、坂本一亀(さかもと・かずき)氏でした。

そんな昭和を代表する作家が私財を投じてつくった文学館が、「若州(じゃくしゅう)一滴文庫」。1985年、福井県大飯郡おおい町に開館して以来、多くの人が訪れています。
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広大な敷地には、執筆の参考資料や生い立ちを紹介する展示室あり、図書室あり、ギャラリーあり、庭園あり、シアターあり。それぞれの建物が、自然に溶け込むように佇んでいます。
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水上勉がこの施設を開館した背景にあったのは、未来を担う子どもたちへの想い。幼い頃は貧しく本を読むことさえできなかった自身の体験から、「誰でも本を読めるように」「読んだ本から人生や夢を拾ってほしい」と、2万冊の蔵書も公開しています。
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茅葺き屋根や瓦屋根の建物は、なんともノスタルジックな雰囲気。これは、「大都市に建っているようなものはいらない。この土地の風土にあったものがいい」と、水上勉が考えていたから。文学館というと、やや堅苦しいイメージがありますが、ここは温かな雰囲気にあふれています。
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敷地内には、水上勉が主宰した「若州人形座」による竹人形文楽が行われる、「くるま椅子劇場」もあります。舞台の奥にある一面の窓の外に竹林が広がる、幻想的な空間です。
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すべての登場人物の声を一人が担当し、 動くのは竹人形や影、仮面のみという独特の世界観は、幽玄な美しさ。竹の持つ力強さとしなやかさを併せ持った人形は、素朴で、生き生きとしています。

奇しくも、今年は水上勉の生誕百周年。「くるま椅子劇場」では、それを記念して竹人形文楽「越前竹人形」を公演する予定です。日にちは11月16日(土) ・17日(日)の2回。チケットのお求めは、「若州一滴文庫」まで。

※パンフレット画像をクリックすると拡大画像が表示されます。
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