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全国長寿ボウラー・ボウリング大会オーバー80’s 90’s▼人権TODAY(2019年9月28日放送分)

人権TODAY

毎週土曜日「蓮見孝之 まとめて!土曜日」内で放送している「人権トゥデイ」。様々な人権をめぐるホットな話題をお伝えしています。

今回のテーマは…『全国長寿ボウラー・ボウリング大会オーバー80’s 90’s』

80代、90代限定のボウリング大会

      

この大会に出場した70名の80代、90代ボウラー

ボウリング、といえば日本人にはとても馴染みのあるスポーツです。
昭和40年代には大ブームになり、今でも子供から高齢者まで広い世代に親しまれています。
そんな中、9月10日に都内で「全国長寿ボウラー・ボウリング大会オーバー80’s 90’s」という大会が開催されました。
この大会は出場者の年齢を80代、90代に限定したボウリング大会です。高齢者が出場するスポーツ大会は様々な競技で行なわれていますが、出場者を80代、90代限定はとても珍しい大会です。
毎年敬老の日の近くに開催され今年で6回目、全国から70名の長寿ボウラーが参加しました。
内訳は80代が59人、90代は11人、男女別では男性51名、女性19名でした。
最高齢の出場者は97歳で、96歳の方も3名出場しています。
    

日本ボウリング場協会理事 財津澄子さん

主催した公益社団法人・日本ボウリング場協会理事・財津澄子さんは大会の主旨をこのように語っています。
              

財津澄子さん
開催の目的はいかにボウリングが健康寿命延伸につながっているかを実証させ、長寿ボウラーの方々にボウリングの醍醐味であるとか楽しさを存分に分かっていただくことです。
 ボウリングのセンターでしかボウリングしたことない方でもセンターの垣根を越えてやることによって、いろんなお仲間が広がるので楽しみにしにて下さる方がだんだん増えてるような気がいたします。。

 
 

ボウリングは屋内で行なわれ、激しい動きも少ないので高齢者が安全に楽しめ、実力を発揮しやすい競技です。
日本ボウリング場協会は平成8年(1996年)から「全国長寿ボウラー番付」を作り、高齢者のボウリング普及をすすめてきました。「全国長寿ボウラー番付」はボウリングを定期的に楽しんでいる80歳以上の高齢者の名前を載せ、ボウリング場にポスターを掲示ています。また番付に載った人には認定書が送られ、90歳以上は自動的に「横綱」の称号が与えられ、最高齢では104歳の長寿ボウラーが掲載されています。
この「長寿ボウラー番付」には令和元年現在、男性編、女性編、夫婦編の合計で9000人以上の名前が載っており、高齢のボウリング愛好者がいかに多いかがここからも分かります。

長寿ボウラー番付 男性編(ほかに女性編、夫婦編がある)

大会の方式は80代、90代の世代別に分かれて、3ゲームのトータルスコアで順位が決められます。
3ゲーム連続で行なうボウリングは若者でもかなり体力を使います。ところが長寿ボウラーの皆さんは休憩もなく速いスピードでゲームを進めていくのが驚きでした。皆さんしっかりとしたフォームでボールを投げ、ボウリングを続けることが健康増進に効果があるとはっきりと分かります。ボールを投げる際に、グッと足を踏ん張ることで内腿の筋肉が鍛えられるのが体力の維持に効果があるそうです。
    
出場者はこんな感想を語ってくれました。
       

81歳の男性
8定年になってからボウリングを始めました。友達も増えました。大先輩も頑張ってますから、私もまけないように頑張ります。

 

85歳の女性
84歳です。あら?85歳だって(笑)。ボウリングは昔からやってましたけど、動いてると風邪も引かないし、いいですね。

 

山口県から出場、96歳の村田清さん

山口県の村田清さんでは96歳、4度目の大会出場ですでに準優勝2回と4位が1回ある強豪選手です。
今回も90代の部で準優勝に輝きましたが、大会の感想を次のように語っています。
           

山口県の村田清さん(96)
ボール持ってから46年ぐらいだけど、今日はボウリングやって最悪の日じゃったね。最初から終いまで暗中模索でレーンの曲りとかに合わなくて。

   
 
1970年代のボウリングブームの頃から続けている上級者の村田さんは、客観的にゲームを自己分析されています。
ホームにしているボウリング場のレーンではないので、村田さんだけでなく出場者の皆さんが等しくボールのコントロールに苦労されたようです。ボウリングで優秀なスコアを残すには体力だけでなく、様々な要素のチェックが必要になります。
それが高齢者にとりどのようなメリットかについて、この大会の発案者で、筑波大学名誉教授の田中喜代次さんは次のように語っています。
            

筑波大学名誉教授の田中喜代次さん
スコアを計算したり、シューズと床の相性をチェックしたり、ボールを選ぶとか、かなり頭を使うんですね、そういう意味で脳を活性化させることにも有益だと思います。スポーツというのは自分のコンディションをより的確に知る上で大事だし、まわりの人も元気がないというのは見て分かりますので、仲間と一緒にやることで自分も仲間も気付いて、より早くから事故が起きないように対応することもできます。

  

大会の結果は80代の部は、81歳、83歳など比較的若い出場者が上位を占めましたが、90代の部ではなんと96歳の方が1位、2位、3位を独占しました。
優勝した千葉県の奥谷賢一郎さんは奥谷さんは3ゲームトータルで431ピン、大会ハイスコアの167点をあげて90代のハイゲーム賞も受賞しました。
このようにボウリングはかなり高齢になっても高いレベルで続けられます。
奥谷さんは「100歳以上まで頑張ります。目標は120歳までボウリングやりたいよ」と元気に語っていました。

千葉県から出場、優勝した奥谷賢一郎さん

  
出場者はボウリングブームの時代から続けている人もいますが、つい最近、本格的に始めたという人もいました。
これは各地のボウリング場で、シニアボウリング教室などが開催されていて、70代、80代からでも専門指導してもらえるイベントがあるからです。
そうしたシニア向け講習会や、今回の長寿ボウリング大会のようなを通じて、高齢者は健康について多くを学べますし、下の世代にとっては高齢者と身近に接し、理解を深める機会としてとても有益だと感じました。 
    
各地の大会やシニアボウリング教室についての情報はお近くの日本ボウリング場協会加盟のボウリング場にお問い合わせ下さい。
   
日本ボウリング場協会 https://bowling.or.jp/

(担当:藤木TDC)