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【作品紹介】 清貧譚・竹青(ちくせい)/蒲松齢(ほうしょうれい)著、太宰治翻案(7月17日、7月21日放送)

ラジオシアター~文学の扉

作者は、蒲松齢(ほうしょうれい)という中国の清の時代の作家です。
日本でいうと江戸時代の前半。
いろいろな説話を集め、自分で創作し、二十数年書き続けて、
全十二巻・四九四篇の小説を書きました。

怪奇なものや幻想的なものが多いのですが、
太宰治は、その中から特に自分に合いそうな二篇を選んで翻案しました。

元になった『聊斎志異(りょうさいしい)』という小説集。
日本では幾種類もの文庫で出版されています。
興味のある方は是非、お手に取って、太宰治の翻案と比べてみてはいかがでしょうか?

 

「清貧譚」
清く貧しい人の物語という意味の『清貧譚(せいひんたん)』
舞台は江戸時代。
あるところに、菊の花を育てるのが何より好きだ、という男がいました。
どんなに貧しくなっても、大事な菊を売ったりはしません。
そんな彼の前に、やはり菊作りが上手な若者が現れます‥‥。

「竹青(ちくせい)」
むかし、中国に魚容(ぎょよう)という書生がいました。
役人の試験に受からず女房に馬鹿にされた彼は、いっそ死のうとします。
ところが、そんな彼を慰めてくれたのが、
竹青(ちくせい)という名の女性、いえ、カラスのメスでした!