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「民主」と書かれた票は、どこの票に数えられた?

森本毅郎 スタンバイ!

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参院選前に「民主」と書かれた票の扱いが決まっていない!と報じられました。以前は民主党だった「民進党」の票になるのか、「自由民主党」なのか、「社会民主党」なのか?結局「民主」票はどうなったのか。「森本毅郎・スタンバイ!」(TBSラジオ、月~金、6:30-8:30)7時35分からの「現場にアタック」で田中ひとみが取材しました。

現場にアタック(田中ひとみ)

田中ひとみキャスター

まずは、東京23区の練馬区の選挙管理委員会 阪田真司さんに聞きました。

★東京練馬区では「“民主”は全て無効票」

練馬区選挙管理委員会 阪田真司さん
(民主と書いた場合どう判断されました?)
今回、民主ってものについては無効票にしました。
(民主を無効にされた理由は?)
民主という登録政党名がないのと、また、それを有効無効とするかどうかっていうのは、各選挙管理委員、開票管理者が、立会人の意見を聞いて、有効無効の判断をするということになっていますので、全国一律で基準があるということではないんです。

民主をどうするかは「国は各選挙管理委員会にまかせる」ということになっていて、きのう東京の複数の選管に取材を申し入れたところ、練馬区は「無効にした」ということ。そのほか23区で港区や渋谷区なども、今回「民主」は無効扱いにしたと話をしているところが多かったです。都内の複数の選管で答えてくれたところでは、「民主」を民進党や自由民主党や社会民主党にカウントしたというところはひとつもありませんでした。

ただ、この「民主」票がどのくらいあったのか?なかなか答えていただけなかったのですが、北海道の函館市の選管から、思いも寄らない数字が聞こえてきました。函館市選挙管理委員会の下中修子さんのお話です。

★北海道では「民主で無効が数百票も・・・」

函館市選挙管理委員会 下中修子さん
今回は、4833票が無効票になってますけれども、その中で、政党名でないもの等の記載があったものが、およそ半分の2231票でしたが、そのうちの1割程度、200件前後は、“民主”と書いてあるものもあったかもしれないと、感覚的ですが、そのようにとらえております。

函館市の選挙管理委員会でも、民主は無効で、わざわざ無効の民主だけをカウントもしていないため、正確な数字はわからないそうですが、こうした無効票を扱うチームが対応しているそうで、その担当者の感覚では200票程あったということでした。

こうした民主という無効票がたくさんあったという現実。今回、民進党に入れた有権者はこのことをどう思うのでしょうか。

★かたや正しく“民進党”と書いた有権者が感じるのは・・・

●男性…(投票用紙になにと書きました?)「民進です。なんで間違えるのかわからないですね。」
●女性…(比例代表の方、投票用紙に何と書きましたか?)「民進党ですね。
(今回の選挙、民主と書いた人が結構いたが)それだけ民進党も名前をアピールすべき。言われてみれば変わったって感じだと思うので、そのアピールが足りなかったのでは。」
●男性…「政党名は民進党で。結局その程度の関心度ってこともあるんではないでしょうか。政党側のアピールも足りなかったと思うし、間違えちゃうのはその程度ってこと。例えば好きな彼女のこと名前間違えないとか電話番号間違えないとか同じだと思う。」

有権者側が真剣じゃないんじゃないという声と政党側がアピールできていないからと両方ありました。

ここまでは「民主」と書かれた無効票の話でしたが、今回は別の意味での無効票も多かったようです。それは、今回の参院選から始まった「合区」。2つの県の選挙区がひとつになり「合区」となった「徳島・高知」の話。いったい何のか。高知市の選挙管理委員会の周籐健史さんのお話です。

★高知では無効票が1・7倍!「合区」関連も・・・

高知市選挙管理委員会 周籐健史さん
「今回無効票について前回3年前が選挙区で4335票だったのが7174票にかなり増加。1・7倍ぐらいの伸び率になりました。これ程の無効票が出るとは想定してなかった。」
(どうして無効票が出たんですか?)「今回、徳島県と高知県が合同選挙区ということになり、立候補された方3人が徳島県出身の方ばかりで。やはり高知の選挙においては、高知の人間を選びたいとそういうことをおっしゃる方は一定います。徳島と高知、隣り合わせの県なんですが、文化的な面とか色々考え方が違うところもあり、日常的な交流があまり県同士かったつに行われていなかったので。無効票の中には、合区に関することを記載している方もいました。」

最後の「合区に関することを記載する人もいた」というのは、周籐さんからは伺えなかったんですが、関係者によると「合区反対」などと「主張」が書かれた投票用紙が一定数あったということです。

高知では、無効投票率が、前回の3.55%から6.14%に増えて、前回の1.7倍に上り、無効投票のうち候補者名無しの白票も2倍弱に増えていて、徳島・高知選挙区で自分たちの地域から候補者が出なかった高知側の感情は複雑だと話していました。

こうした「主張」はともかく、先ほどの「民主」など書き間違いで無効票とならないようにするためには、どうしたらいいのか?最後に、冒頭に話を伺った東京練馬区の選管の阪田さんはこう注意喚起します。

★次は都知事選。東京の選管が注意喚起

練馬区選挙管理委員会 阪田真司さん
「選挙っていうのは、自分の託す政党や候補者を選ぶわけですから、巷で言われている、略称で良いということではなく、きちんと政党の名前を書いていただくのが大事。投票所では記載台がありまして、そこにはすべて候補者氏名等掲示という紙がはってます。それを見て書いていただくのが間違いのない選択になると思います。私たち都民にとっても、7月31日が東京都知事選の投票日。この人はという方を正確なお名前で書いてもらいたい。」

投票所では、記載台の横にはってある紙をちゃんと確認して書くのが、鉄則だと話していました。