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【放送後記】「大本営発表で盛っていた数字は実際の戦果の10倍!」2016年8月13日放送

ライムスター宇多丸のウィークエンド・シャッフル

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【2016年8月13日放送・第488回放送後記】

終戦の日を目前に控えて送る、「トホホな大本営発表」特集by辻田真佐憲さん(文筆家・軍歌研究家)。

皆さんも名前だけなら知っていると思います。ただ、実際の大本営発表がいかほどデタラメなものだったのか、いつから、どのようして始まったのか? そもそもなぜこんなことが起こってしまったのか? 詳しく知る人はそれほど多くはないでしょう。そこで実際の大本営発表の音源を聞きながら辻田さんにいろいろ話を伺っていきました。

たとえば、大本営発表で発表された日本軍のアメリカ戦艦撃沈総数は43隻。だが、実際の数はその1/10以下、たったの4隻! しかもこれは開戦3日目までの戦果で、つまり大戦のほとんどの期間、敵戦艦を一隻も撃沈できていなかったとのこと。また、海軍と陸軍の対立のせいで情報がなおざりになり、その結果補給路が断たれ『野火』で描かれるような悲惨な壊滅が起こったこと。大々的に戦果を報じた「ブーゲンビル島沖航空決戦」(もちろん数を盛りまくってる)は、英語版ウィペディアには項目ごと存在しないということ(つまりアメリカ軍側はちゃんとした戦いとすら認識していない!)、などなど……。

まるでタチたちの悪いブラックジョークのような話で、聞いているだけでもクラクラしてきます。

そして、残念ながらというべきか、これは決して過去の話と切り捨てていいものではなさそうな。背筋が寒くなると同時に、ゆめゆめ同じ愚を繰り返さぬよう、今我々の目の前で起こっていることを注意深く観察する必要がありそうです。

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この夜のオープニングゾーンにはRHYMESTERとすっかり「雪解けムード」(お約束ギャグ)の盟友SCOOBIE DOからコヤマシュウとナガイケジョーが登場。

待望のツーマンイベント「ベストバウトvol.3 x 沸騰!KINGとCHAMPな男達」の告知をイカしたファイティング・ポーズと共にお知らせしました。

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無差別映画評論コーナー「ムービーウォッチメン」で扱った映画は、2016年屈指の話題作『シン・ゴジラ』

感想メールの量は今年最多(A4用紙550ページ以上!)、歴代でも5本の指に入るほどの投稿量が集まりました。

宇多丸がつい涙してしまった場面、そしてその理由とは……? 詳しくはこちらで聞けます&読めます。

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来週の映画は『インディペンデンス・デイ:リサージェンス』

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辻田さん、ありがとうございました!

文/古川 耕(構成作家)
写真/小荒井 弥(音楽ディレクター)