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福祉作業所と企業がコラボレーションして生まれたスイーツ「ブランド」

人権TODAY

毎週土曜日「堀尾正明+PLUS!」内で8:15頃に放送している「人権トゥデイ」。
様々な人権をめぐるホットな話題をお伝えしています。

福祉作業所と企業がコラボレーションして生まれたスイーツ「ブランド」

今回はある「ブランド」を取材しました。
取材したのは「スイーツンスマイル」というブランドのお菓子です。
「スイーツンスマイル」というブランド名には『食べたら笑顔になる』
という意味がこめられています。

このお菓子は東京・恵比寿にある知的障害者の自立を目指した福祉作業所
「おかし屋ぱれっと」が作っていて現在、21歳から43歳の男女合わせて
10人の知的障害者が働いています。
皆さん真剣にお菓子作りに励んでいました。

「スイーツンスマイル」は企業とコラボレーションをして
2年前にできたブランドで、ネットショップで販売しています。

「スイーツンスマイル」をもちかけたのは
ネットショッピングの運営と商品開発を行っている「TREEDOM」という会社です。
元々12年前から、代表の辻正雄さんがホームページ制作会社で
ボランティアで「おかし屋ぱれっと」のホームページ制作を行っていました。

そんな中、2年前新たにインターネットショッピング会社「TREEDOM」を
新たに始める際、第1号として「おかし屋ぱれっと」に白羽の矢が立ったのです。

辻さん
『 ものすごいインターネットショッピングのサイトが
 あるので大変ですが障害あるメンバーが
 スイーツ王国と言われる日本でより美味しい本格的な
 スイーツに一歩踏み出したというのが今回すごく大きなことだと思う。』

と力強く話していました。

「おかし屋ぱれっと」はオープンして26年。
これまで、独自のレシピでクッキーやパウンドケーキの製造・販売してきました。

そして今回「スイーツンスマイル」を作るにあたって一から新しい商品を作りました。
より美味しい商品を作るため、プロのパティシエが「おかし屋ぱれっと」に通って
材料にもこだわり、レシピから作り方まで今までとは違う「お菓子」が完成したんです。

プロのパティシエが入ってレシピが完成するまで半年かかりました。
その理由を「おかし屋ぱれっと」所長の相馬宏昭さんはこう話します。

相馬宏昭さん
『 プロのパティシエが入ること自体経験がなかったので
 ちょっと戸惑いました。
 でも我々としてもやはりプライドがありまして。
 やっぱり障害がある人が作れて初めて本物と言うか。
 そこが「おかし屋ぱれっと」としてはベースになっているので
 障害を持った人が作れるようにアレンジするかというところが
 共同開発として難しい点でした。』

例えば、プロが卵を使うときはまず、黄身と白身を分けますが
この作業が難しくて、時間がかかります。
また「おかし屋ぱれっと」はお菓子作りには
20年以上という長年の経験があるので譲れない部分があったそうです。

これまでの作り方を崩さないように苦労して新しい商品作りに挑戦した
「ぱれっと」のメンバーにはプロの技に感動したり、
もの作りに対する、責任感が生まれさらにお客様に売るときには
商品作りに関して情熱というか思いをしっかりアピールするようになったと
相馬さんは話してくれました。

プロのパティシエと一緒に仕事をしたことで
「おかし屋ぱれっと」の皆さんにもプロの意識が芽生えたようです。

実際、ネットでの評判も良く
一ヶ月に何度も注文をしてくれるファンが増えているそうです。

今後は、結婚式の引き出物や会社の株主総会などお遣いものとして
大口の注文を受けたいと考えています。
利益を追求して少しでも障害者の雇用の活性化につながればと
相馬さんは話していました。

「ブランド」も大事ですが、やはり「人気がある」ということが
作る側の大きな支えになりますよね。

担当:山崎景子

<関連情報・お問い合わせ先>
おかし屋ぱれっとショップ
http://www.palette-ss.net/user_data/smile.php