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新宿ゴールデン街が火災から復活!・・・どころか激変中!

森本毅郎 スタンバイ!

森本毅郎・スタンバイ!ロゴ

4月に起きた放火騒動から5ヶ月。復活した「新宿ゴールデン街」が今、大きく変わってきているそうです。「森本毅郎・スタンバイ!」(TBSラジオ、月~金、6:30-8:30)の「現場にアタック」で、レポーター阿部真澄が取材しました。
阿部真澄

★火災から5ヶ月、復活した「新宿ゴールデン街」

今年4月、新宿ゴールデン街で空き店舗の2階から出火し、6店舗が全焼、17店舗が被害に遭うゴールデン街史上最大の火災が起きました。あれから5ヶ月が経ち、今月ようやく本格的に再建・復活したのですが、ゴールデン街は独特の復活方法を遂げていました。新宿三光商店街振興組合理事長 石川ゆうやさんのお話です。

石川ゆうやさん
「資金面では、街の全店舗で募金箱を置いてくれたり、お客さんも協力的にいろいろ集めてくれて、インターネットで「クラウドファンディング」とか。映画仲間とかミュージシャン仲間も多くて、火事でミュージシャンが何かしようと「チャリティCD」を作ってくれて、だいぶお店の再建には助かっています。」

お客さんの協力で500万円以上集まって、再建の力となったということでした。石川さんご自身も、バーとスナックを2軒経営されていたのですが、火元のすぐ隣だったので、建物がほとんど焼けてしまったんです。2軒とも火事で営業停止、ようやく今日から2階の「スナックハニー」が再開するそうです。

ゴールデン街1

今日9月29日から再開した石川さんのお店「スナックハニー」

★「新宿ゴールデン街」は復活どころかお店の数が増えている?

新宿三光商店街振興組合理事長 石川ゆうやさん
「いま、火元になった1軒を残して営業はほぼしています。そのうち2店舗だけ今回のことで辞めたが、それ以外は戻って、もともと使ってなかった店舗も使ったりしたら店舗が増えたんですよ。1階と2階をそのまま借りていたお店もあったが、今回の建て直しで、1階と2階を別店舗が入ったりして、同じ土地ですが、6、7店舗くらい増えている。」
ゴールデン街2

火元となったお店は未だにブルーシートがかかったままです

もともとゴールデン街のお店は2階建ての長屋が多くて、2階部分を倉庫だったり未使用にして、1階だけ経営している所も多かった。そこを今回の再建を機会に見直して、空いている所にお店が入った。結果的に火災前よりもお店が増えて復活したゴールデン街は、現在およそ290店舗が営業しています。

★「新宿ゴールデン街」に若者や外国人が増えている!?

復活をしたゴールデン街についてお客さんにお話を聞こうとしたのですが、お客さんの層が、私の思っていた「ゴールデン街」のイメージと大きく違いました。

オーストラリアの方
「インターネットのトリップアドバイザーを見て来ました。ここはとても良い!」
ドイツの方
「とってもスペシャルな場所です。」
スペインの方
「日本人の友達に誘われて来ました。ここは良いです!」
日本の20代女性
「今日は妹とご飯を食べにきました。」
日本の20代女性
「ちょっと飲みたいなと思ったらこじゃれたところよりも飲みやすいかなぁと思って。」
日本の20代女性
「映画が好きだったり、本が好きだったりする友達が、コンセプト系のお店に行ったりしている。女子会とか大学の男と子も一緒にいく。慣れたら全然緊張せずに入れますね。」
ゴールデン街3

欧米系の外国人が本当に多い!

ゴールデン街というと「文化人や頑固なおじさんが集まる」というイメージの方も多いと思いますが、最近は外国人が増えています。実はゴールデン街はミシュランで2つ星を獲得して大人気!しかもアジア圏の人たちより「ヨーロッパ系」が多いのです。アジアの人にとっては屋台街や横丁は珍しくないですが、ヨーロッパの方にとっては珍しくて面白いとのこと。
それからもうひとつ増えているのが若い女性!その女性が増えた理由のひとつに、
火災をきっかけに増やした「防災対策」があります。防災で女性が増えるとは、どういうことなのか、再び、石川さんに聞きました。

新宿三光商店街振興組合理事長 石川ゆうやさん
「火災がおきる前から防犯対策はやっていたのですが、火災が発生したのが昼間だったので、できることがなかった。消防車来るのを待つしかなかったので、この先どうやっていくか課題なんですけど・・・いま、新しいお店も増えてきて、取り組みというか自主的ですが、ランチやカフェを始めて、昼間をにぎやかにして「昼間の営業」を進めている。防犯や防災にもなりますからね。」
ゴールデン街4

「新宿ゴールデン街」内のおしゃれな昼カフェのお店

あの火災は昼間の誰もいないゴールデン街で空き店舗に人が入って起きたものです。なので、昼に人通りをつくることで防災にもなるということなんです。薬膳料理のお店があったりおしゃれなカフェ風のお店があったり…ランチ営業をするお店が出てきたのも女性が増える一つの要因にもなっています。

★老舗のスナックのママが語る今の「新宿ゴールデン街」

昼と夜の顔が全く変わった新しい動きに対して、老舗のお店はどう思っているのか?ゴールデン街でスナックを経営して38年のスナックのママにお話を伺いました。

老舗スナックのママ
「私が始めたときだって若いのがお店をやっていたんだから気にはしてないけれど、雰囲気に違和感持っている人はいる。いまの子って騒がないと飲めないのでうるさいのよー。いいけど・・・(外国人は?)あれは、旅行者で長居しないしお金使わないし、しょうがない。時代は時代でね、まぁまぁ変わるよね。まー、いいんじゃねーかい?」

わいわい騒ぐ若者に抵抗があるようでしたが、「いつまでも街が変わらないことは良くない」と、老舗のお店も街の変化を受け入れているようでした。

今まで興味はあってもなかなかゴールデン街に足を運ぶことができなかった皆さん、新しく生まれ変わったゴールデン街、是非遊びに行ってみてください。

(取材・レポート:阿部真澄)

TBSラジオ「森本毅郎・スタンバイ!」は月~金6:30-8:30放送中。
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