日本全国にある「金メダル級・銀メダル級」のメジャーなグルメではなく、
東京ではあまり知られていない「銅メダル級のグルメ」を番組リポーターが、
実際に現地で取材して調査報告。日本全国の食文化の豊かさを知ろう!というコーナーです。
青森の郷土料理「かっけ」
「かっけ」には、「そばかっけ」と「むぎかっけ」の2種類あります。
「かっけ」は、そばやうどんを切る前の薄い平たい状態のものを5cmほどの三角形に切った物で、
その「かっけ」を、ネギ、白菜、人参、ごぼう、春菊、お豆腐などが入った鍋の中で、
2分ほど茹でて、「ニンニク味噌」や「ねぎ味噌」などに付けて食べる「お鍋」です。
「かっけ」が八戸の辺りに広まったのは「やませ」の影響を受けるので、
お米が育たない場所だった為、「そば」が貴重な食べ物だったそうです。
そこで、寒さに強い「そば」は、とても大切な食べ物で、庶民にも広まった。
名前の由来は、そばを打った時にでる端の方、「かけら」が語源で「かっけ」になったと言う説や、食べた後、病気の「かっけ」が治ったという説もあります。